生徒会長と不良2 | ナノ

こんな奴らに屈したくない、どんなことをされても生徒会長としてよ矜恃だけは捨てないと訴えるために篠原は精一杯の抵抗を続けた。その度殴られ蹴られ、さらには目の前で先ほどまで着ていた服を切り刻まれたが、泣き言を言ったり許しを乞うたりなどはしなかった。


「こいつしぶてーな」
「こうなったら俺らと同じとこまで堕ちてもらうか」
「おい、そこの酒の蓋開けろ」

プシュ、という蓋の開く音がして、酒瓶が城田の手に渡る。1リットル程は入っているだろうその瓶にはフランス語のラベルが貼られていた。


「おら、口開けろよ」

瓶の口をぐいっ、と近づけられアルコールの匂いに顔を逸らして口をぎゅっと閉じる。真面目な篠原はこれまで一度も酒など口にしたことはなく、未成年が飲酒なんて道徳的にいけないことだと日頃から強く思っていた。
しかし唇の両端から無理矢理指を二本ずつ突っ込まれ、その指が口の中で縦に並ぶと真ん中に喉に続く通路が開いた。城田は瓶の口を篠原の口内に突っ込み、瓶を傾ける。


「ーっ!!んんんん、んぁ、ぉぐっ、」
「ちゃんと飲めよ、高いんだから」
「んぶぇっ、えぐっ、ごほっ、おぇっ」
「あーあー零してる零してる」


無理矢理口を開かされた状態で酒を喉に注がれ、うまく嚥下できずに派手にむせる。咳き込みえづいても容赦無く飲まされてごぼごぼと不穏な音が篠原の喉で鳴った。
途中からはもう飲ませる気もないのか顔や体に酒をかけられ、1リットルの半分ほどまでなくなったところで城田が瓶を水平に戻す。
篠原はごほごほと咳をして酒を吐き出そうと努めたが、もうほとんどが喉を通り体内に飲み込まれてしまっていた。

「げほっ、ごほ…っ、にが、…うぇ、」
「これそんなに度数高くないシャンパンだぜ?大げさだな」
「会長はお子ちゃま味覚なんだよ」


急に大量の酒を飲み込んだせいか、篠原の頭はぐるぐると周り、体が熱くほてって呼吸が荒くなる。
はぁはぁとうつ伏せにうずくまっている篠原を一人が仰向けに寝転ばせ、瓶の口でツンツンとアナルを軽く突ついた。


「なぁこっちにも突っ込んだら吸収いいんじゃねーの?」
「あー座薬的な?」
「足押さえろよ」


城田達がおぞましい話をしているのが耳に入り、逃げ出したいのに体が上手く動かない。足をM字に開かされピタ、と瓶の口を添えられた時にはもう逃げ場が無くなっていた。


「は…っ、いやだっ、やめろ、やめろ…っ、いれ、んな…っ!!」
「ほら力抜けよ〜、ケツ穴広げんぞ」
「ひ、ぃぃぃい゛…っ!」


グリグリと穴を瓶の口でほじられる。最初は固く閉ざされていた篠原のアナルが、力任せに瓶を押し付けられ、少しずつ広がりやがて注ぎ口を飲み込んだ。


「あ゛…っ、が、ひぐぅ…っ、いぁ゛…!!」
「ちゃんと味わえよ」
「あ゛、あ、あぁぁぁああ゛っ、あっ、いだ、いだいぃ゛!!」


シャンパンが注ぎ込まれると、腸の中でパチパチと音を立てた。さらにその酒の量に怯え、叫び声が大きくなる。


「ながっ、なかがぁぁあ゛…!!ぐ、ぐるじぃっ、」
「あっ、その顔いいね」


カシャ、パシャリ
篠原を押さえている三人と、シャンパンを注いでいる城田以外の二人がカメラをこちらに向ける。断続的に鳴るシャッター音に気が狂いそうになった。


「や゛だぁっ!!撮るなっ、撮らな…でぇぇぇえっ!!」
「ほらほらあと少しだ、頑張って飲み込めよっ」
「むり、むりぃぃぃい"ッ」


ラストスパートにじゅぽじゅぽと瓶を抜き差しして残りの酒を注ぎ切ると音を立てて篠原のアナルから瓶が抜かれた。
無理やり腹に注がれたシャンパンが穴からぷしゃぁあ、と噴き出しシュワシュワと床に零れた。
その恥辱の感覚に堰が切れたかのように、篠原の目から突然大量の涙が溢れた。


「う゛っ…うぅぅう゛ぅ…っ、ひっぐ、えぐ、うぁぁぁあ…!!」
「あれ、会長めっちゃ泣いてね?」
「どしたの篠原会長〜泣き上戸?」
「顔も真っ赤じゃん、酔っちゃった感じ?」
「ぅあ゛ぁ…っ、あつぃっ…ひく、うぇぇえ…っ、も、ゃら…っ!!」


しゃくりあげているせいで上手く言葉にならない。とにかく解放してほしくてしかたないのに、男たちはニヤニヤと笑って酒まみれの体を撫で回すばかりで。拘束は解かずに押さえつけられたまま、一人がアナルに指を突っ込み中で乱暴に掻き回す。


「ぁう゛!いや、いやらぁ、ひぅ、ふぁぁあ、んぅ…!」
「ケツ穴ぐじゅぐじゅでエロ〜」
「俺こないだ彼女とアナルセックスしたけどめっちゃ良かったぜ」
「まじ?ちょっと試しに突っ込んでみっかな」
「えぇー、男に突っ込むとか俺無理だわ」


物は試しだ、と城田はスウェットと下着を下げ、篠原に体を密着させた。ペニスを扱いて勃ちあがさせると、ぬるぬるとアナルに擦り付け、ぐ、ぐ、と体ごと押し込んでいく。


「ぇ、…えっ、う、うぁぁ、やめ、やめろよぉ゛っ、いやだッ!!!」
「入れんぞ…っ」
「あ、ぁ、あ゛ぁっ!やだやだやらぁぁッッ!!!」


ぐぷっ、じゅぼ、バチュンッ
中に入ったシャンパンのせいで異様な音を立てながら城田のペニスを飲み込んだアナルは、真っ赤に腫れつつもヒクつき、淫靡な匂いを放っていた。酔っているのかギンギンに熱い直腸内にペニスが収まり切る度、城田は愉悦のため息を吐く。


「あ〜やべぇよ、コレ癖になりそ…っ」
「ぃぎぃ…っ!いだ、ぐるじぃっ、ぁああ゛っ、んぁ、う、ぅぅ、」
「なぁコレ動画でも撮ろうぜ」
「おっけー」

ピコ、と動画撮影開始の音が鳴り、カメラに見せつけるように城田が激しくピストンをする。結合部がよく撮れるように一度ギリギリまでペニスを抜き、思い切り奥まで突き立てると篠原の声は益々大きくなった。


「ふぁっ、あんっ!やらぁ、や、やぁぁあぁぁ゛ッッ」
「なかすっげ…ドロドロなのにめっちゃ締まりいいわ…っ」
「会長〜こっち視線お願いしま〜す」
「見な、でっ、いやらぁ、ひぁっ、とら、撮らないでぇえ!!かめりゃ、らめぇぇっっ!」
「もう呂律回ってないじゃん」
「いつもの凛々しい生徒会長様は何処いっちゃったのかなぁ〜?」


篠原は誰かが自分の悲鳴を聞いて助けに来てくれないだろうかと淡い期待を抱いたが、部屋に鳴り響く大音量の音楽にきっとかき消されてしまっているだろう。仮に聞こえたとしても、学校中から恐れられているこの不良の部屋に寄り付く生徒なんて篠原以外にはいない。先生ですらこの部屋で起こることは見て見ぬふりを決め込んでいる。

ガツガツと奥を攻めたてしばらくそのトロトロのアナルを楽しんだ後、城田は中に射精した。シャンパンと精液が混ざったものが尻から垂れ流しになる感覚に篠原が震える間も無く、次は俺だと他の男に引っ張られ、四つん這いにさせられると後ろから挿入される。


「あぁぁあっ!ひぅ、やぁぁぁあんんッ!!」
「うわ、せっま…」
「ぁうっ、う、おにゃか、がぁ…っ!ひぃ、やらぁ…っっ」


腰を掴まれガツガツと体を揺らされ、気持ちが悪くなる。泣きすぎと酒も手伝ってか頭がガンガン痛くて、思うように抵抗ができない。
と、いきなり後ろから両腕を掴まれ、体をぐいっと起こされる。より深くペニスがアナルに突き刺さる。その衝撃で、男の亀頭がある一点を突き上げた。


「あひぃっ、あぁあんっ!や、そこ、あ、あぁぁあてッ!!!」
「んだよ、ここ?」


反応が良くなった篠原に気づいたのか、男が執拗にそこを刺激し続けると、萎えて揺れるだけだった篠原のペニスがゆるゆると勃ち始めた。
あっという間に張り詰めると、後ろからのピストンに合わせてビクつく。


「あ゛、ぁぁあぁ、やぁぁーーーーーーーッッ!!!」


ぐじゅ、じゅぽ、ぐちゅ…っ!
篠原のペニスからぴゅるっと精液が飛び、床を汚す。ぎゅうぅ、と締まったアナルに男が続いて吐精した。
射精の余韻に浸かっている篠原に容赦無く罵声の言葉が浴びせられる。


「うわ、こいつケツ犯されてイきやがった」
「げー、変態じゃねーか」
「はひっ、はひゅ…っ、はぁ、…あ、…」


酒のせい、酒のせいだ。体が上手く動かなくて抵抗できないのも、変な声が漏れるのも、お尻に入れられて射精するのも。
次の男に足を割り開かれながら、篠原は誰に向けたものでもない言い訳を頭の中で反芻した。


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