24

「君・・・・びゃっ・・・く・・・白君!」

懐かしい君の声。

「もー!こんなとこで寝てるの風邪引くよ?別に構わないけど」

好きだった・・・大好きだったよ。

僕だけのものにしたかった・・・。そのためなら、何を犠牲にしても構わないと思った。


----------------------


「好きだよ。夕翡ちゃんが」

突然の告白に、少しびっくりしてた見たいだけど・・すぐに笑って。

「ふふ。私に骸がいるって知って?」

「もちろん」

「残念でした♪私は、よく分かんないけど骸が好きみたいだから」

「・・・・・知ってるよ。だったら、誰もいないところにでも閉じ込めたら・・僕のものになってくれる?」


病んでた といってもいいくらい、僕は夕翡ちゃんに執着していた。

普通、そんなことを言われたら怖がるか・冗談ととるかなのに・・・彼女は


「そんなことしたら、一生嫌いになってやるから」


笑ってた。僕が本気だと知っていたのに・・・。


「それはやだな・・」

「今なら友達ってことで好き。まぁ、一番はツナだけどね」

「酷いな〜。それ骸君に言ったら泣かれちゃうよ?」

「いっつも泣かれてる。だから可愛いの」


彼女が何を思っていたのか分からない。

だけど、嫌いって言われたとき・・・胸が痛くて・・目の前が真っ暗になった。

だから、君が笑っていられるならそれでいいって思ったんだ。

それで、 それだけで、


「・・早く会いたいな・・。夕翡ちゃん」










-----------------------








「けどさ、ぶっちゃけ私は白君のところに行けば丸く収まるんじゃね?」

「夕翡?(黒笑)*訳:何今までの苦労無駄にするようなこと言ってんだ」

「うわーん。ツナが怖いー」

「はいはい。(苦笑」

「大体、夕翡は俺達と一緒に過去に帰るんだから」

「そーだけどー。まぁ、いいや。じゃぁ、全員で白君を倒そう!」

「全員って・・お前。ここにいる全員一斉に白蘭に攻撃しようってことか?」

「なんか、卑怯っぽいのな!」

「いいえ!いい作戦だと思います。あのマシマ・・いえ、白蘭はそれぐらいやっても死にません」

「なに?これって白蘭を殺す気でいるの?」

「あくまで気だけです。(にこり」


ユニは白蘭に何か恨みでもあるのだろうか?

にっこりと笑った表情がやけに怖い・・・。

まぁ、恨みなんてありすぎるほどあるのだろうが。


「んじゃ、俺たちは真六弔花の相手をするか」

「あぁ。任せろ!」

「夕翡のためですからね」

「やってやるぜ!」

「私は無理だぞ」

「「「「「「「・・・・・・・・(じーっ」」」」」」

「私に戦えと言うのか?(堂々」

「無理だね」

「俺もそう思う」

「なんていうか・・運動音痴っぽいよな」

「酷い言いようだな」


確かにその通りなのだが・・・ここまでキッパリと言われては・・。


「でもさ、真六弔花って7人いるよね?」

「いえ、6人ですよ?」

「え?」

「γがここに・・いませんでした(苦笑) でも、γが雷です」

「ゴーストは??γって偽六弔花じゃ??」

「いえ、γは正式です。あれは本物のマーレリングですし。ゴーストは・・知りませんけど?」

「へー。じゃぁ、修羅開匣は?真六弔花は体に匣を埋め込んでるって」

「ありえません!!そんな非人道的なこと!」

「びっくり)・・・・・」


ユニの否定ッぷりに、夕翡は目を丸くした。

よっぽど自信があるのか、キッパリといいきっている。


「ないの?」

「はい」

「でも、夕翡はそれを見てるんだよね?」

「まぁ。でも、違うのかもしれないし。いいや、ユニちゃんを信じるよ(にこ」

「夕翡さん・・。突然怒鳴ってすいません・・・」

「ううん。でも、真六弔花はそれぞれバラバラに来ると思うんだけど・・・。四方から?」

「確かに、囲むってのはありえるな」

「だったらそれに合わせてこっちも戦力を分解するか」


夕翡は何とか反論したかったのだが(←←

何もいい返すことが出来ず、とりあえずディーノを睨みつけた。


「とりあえず、死にそうになったら即逃げる人だけ最前線に出てね?」

「ランボとか?」

「俺ですか!?;;;;;;」

「いいじゃん。ボンゴレ匣使えるんでしょ?」

「そ・・それはそうですけど・・・」

「だって・・私のせいで誰かが死ぬなんてさ・・・


  すんごい胸糞悪いじゃん?」

「あーあー。悲しいとか言おうよ」

「やだよ。何で私のために死んだとか言われなきゃいけないの。マジ、嫌だから。死んだら殺す」

「おまっ!それドンだけ不可能なこと言ってんだよ!!」

「私の辞書に不可能と言う文字はない!が、無理と言う言葉はある」

「ははっ。つまり、無理ってことか」

「おふこーす!えれくころなーた!」


どうして夕翡が口をはさむと、作戦会議は意味をなさなくなるのだろう。

まさに夕翡クウォリティ。

なんか、夕翡だったら戦争の最中だろうがギャグに変えられる気がする。


「ま、死んだら呪うよ?ってことで」

「なにそれ」

「さぁさぁ散った散った!」


夕翡に言われ、それぞれは持ち場に着いた。

夕翡だったら自分で自分の身ぐらい守れるだろうと言うことでユニと一緒だ。

ガンマは戻ってこないのだが・・・・((


「・・・始まります」



[ 94/100 ]

[前へ] [次へ]



[main][top][back]





人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -