それでも君を愛してる

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* * *




「ねぇ?マッシュ」
「何だ?」
「今日のご飯もセリスがいれば安泰ね♪」
「そうだな。セリスに任せとけば食いっぱくれる事ないもんなー」
「でもいくらセリスが孤島でひたすら魚だけを捕って食べる生活をしていたからって
 魚捕る時あんなに人が変わっちゃうなんて…ロックあのセリス今日初めて見るんでしょ?今頃腰抜かしてないかしら?」
「大丈夫だろ。あんな程度で腰抜けてたら付き合っていけねぇだろ?」
「それもそうね!」


 あはははは〜☆


 …と、二人のお気楽な笑い声が辺りに響いた。






 満ち潮で半分海水に埋まった状態で失神している俺と、狂ったようにまだ魚を取りまくり続けるセリスがマッシュとティナによって発見されたのはそれから1時間後の事だった…。




チーン。

(2008.06.03)





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