■ひみつの裏取引@


サラサラの黒髪に透き通るような眩しい肌質と
アイドルのような笑顔とルックスで
女社員達から猛アタックを受け続けている
この春入社した蓮水 燐(22)

学生時代には数々の雑誌モデル経験あり
お洒落で一見今風のイケメン男子だが
中身は大人しくインドアなオタクの超草食系

蓮水は千夏と同じ大学サークルの先輩後輩で
入社前、就活から二人は面識があった
年上で頼り甲斐のある千夏を姉のように慕い
ずっと尊敬していた一人の女性だった

自分に群れてくる女達とは違い
親姉弟のようなちょっと特別な関係
だから僕は貴女に憧れて頑張って
同じ会社にまで入ったのにーーー

裏では社長と性接待、果ては上司とも不倫関係
貴女が勝手に裏切るから
僕と貴女の理想の生活設計が壊れていったんですよ

『和泉さんとは…何の関係もないって
さっきから何度も言ってるでしょ』

静まり返った夜の社内の海外営業部署
女が男に壁際へと迫られ、青ざめた顔で俯いている
そんな千夏をじっと見つめて
蓮水はニコッと得意の笑みを浮かべた

「しらばっくれても無駄ですよ?
社内での証拠写真も通信記録も
全部僕が残してありますからね」

『お願い、このこと、誰にも言わないで…!』

千夏は蓮水の胸へと飛び込み
縋るように泣きついた

「あれぇ?そうやって易々と
女の武器を使うような人でしたっけぇ?
ま、そちらが望むのであればいいですよ」

『私…、どうすればいいの?』

「じゃあ黙って僕に抱かれて下さい」

蓮水はいきなり深いキスで千夏の口を塞ぐと
そのまま上司である和泉のデスクへと
千夏に覆いかぶさり押し倒した

『んん…っ!ちょっと、んっ待っ…!』

「新堂さんと和泉さんって昔から幼馴染で
犬猿の仲だったみたい…って知ってました?
そんな二人と弄ぶように関係持っちゃって
千夏さんはインランな悪女ですねぇ」

千夏はデスクに押さえつけられながらも
なんとか逃れようと蓮水の肩を押すが
年下とはいえ男の力にはやっぱり敵わない
容易くネクタイで両手を頭上に拘束されてしまう

「僕のこと油断してました?
あぁ…千夏さんのこの匂い
僕…ずっと好きだったんですよ」

蓮水は千夏のシャツを捲りあげ
脇の下をペロリとひと舐めした

『ちょっ…いくら蓮水君でもこれ以上
何かする気なら人を呼ぶわよ…っ!』

吠える千夏にかまわず余裕の笑みで
ブラジャーを外すと露わになった乳房に
蓮水は思わず溜息を漏らした

「それで困るのは千夏さんですよねぇ
はぁ…これが千夏さんの…おっぱいかぁ…」

今までは千夏の衣服の中身を妄想して
毎日オナニーに更けていた蓮水
そんな実像が今自分の目の前にあると
いうだけで興奮を抑えきれない

『あ…だめ、…っ! 乳首、そんなに
しないで、イッ…ィッ…ゃああぁっ!』

無我夢中で引っ張ったり押し潰したり
興奮しきりでこねくり回したり舐ったり
夢だった女性の乳首が自分の指で真っ赤に
淫らに形を変えていく優越感が堪らない

千夏は舌をビクビクさせながら
いとも容易く絶頂してしまった
好きでも無い相手に胸を愛撫されただけで
イカされたショックに悔しくて涙目になる

「これだけで?なんとも呆気ないですね
一体どれだけの男達に淫らな性感帯を
開発されてきたんでしょうねぇ…」

いつもは高めの可愛い声であるにも関わらず
なぜか今はドスのきいた怒りを含む低めの声で
表情は変わらずニコニコと笑っている

千夏はそんな掴みどころのない蓮水に怯え
まるで小動物のように弱気になっていた

「ふふっ、何も怖がらなくて良いんですよ」

蓮水は怯える千夏の華奢な太腿を
わざと和泉のデスク上に強い力で押し広げて
丸見えの恥ずかしいM字開脚の格好にさせた

「この写真の千夏さん、気持ち良さそうだけど…
僕がもっともっとエッチな千夏さんを
これから引き出してあげますからね…」

そう言って目の前に突きつけられた盗撮写真に
千夏は逃げるように目を逸らした

和泉との行為にトロンと蕩けている淫らな自分
不意にその時の感覚を思い出してしまい
下着をジワリと濡らしてしまった

それを見逃してやるほど、蓮水は甘くない

「あれれー?千夏さんのオ◯ンコ
下着から透けて濡れてるみたいですけど
僕の気のせいかなぁ?うーん…」

要確認と言いつつ蓮水は下着を脱がして
既に湿っていた陰部への愛撫を始めた
蓮水は割れ目を行き来すりように舌を這わせて
わざとジュルジュルと音を立てながら愛液を啜る

『いやっ昨日の晩からシャワー浴びてないのよっ?
そんな汚いトコ…ダメっ!ってか離してよっ!』

嫌がる千夏の言葉に耳も傾けず
真っ赤に充血したクリトリスを吸い上げながら
二本の指を胎内に突き込みグジュグジュと掻き回す
秘部から垂れ流れる透明の液体が
和泉のデスク上に水溜りを作った

かつて愛した人のデスクを淫らに汚している
そんな羞恥に千夏は必死に抵抗するも
ネクタイの拘束は外れないばかりか
いつの間にナカを蠢く指は三本に増えていて

同時に内壁をゾロリと味わうような舌の触感に
千夏はもう何もかも限界だった

「悦いでしょう?もっと奥の奥まで
僕がたっぷり可愛がってあげます…」

『んあっ!や、いやっ…こんなの…あぁっ…!』

長い舌を奥へ奥へと激しく捏ねくり回され
千夏は体を大きく仰け反らし再び達してしまう
溢れ出るイヤらしい蜜を一滴残らず飲み干そうと
蓮水は躊躇なく千夏の秘部を貪った

和泉のファイルや書類には淫らな液体が飛び散り
泣きじゃくる千夏は左右に顔を振り乱して
何度絶頂しても蓮水にイヤイヤと訴え続けた

『うぅっ…もう……いやっ!やめてっ!』

「何を嫌がってるんですか?
美味しいですよ…千夏のお汁」

蓮水はなんてことなく熱い吐息を漏らしながら
千夏の耳元で妖しく卑猥な言葉を囁いた

そして事前に用意していた媚薬を自ら口に含ませ
放心状態の千夏へと口移しで飲ませた
頭をしっかりとホールドして更に鼻の腔を摘み
酸素を求めて口を開いたその隙に

『いやぁっ…なにっ何を飲ませたのっ?!』

「ふふっ、これは催眠剤…媚薬ですよ
今に千夏さんは僕が欲しくて
欲しくてたまらなくなる…」

何を飲まされたかは薄々言われるまでもなく
疼き出す肉体は手遅れで受け入れるしかない

「千夏は本当に罪な人だ…エッチな目で
見つめていいのは、僕だけっていうのにね…
今後もし千夏が他の男に色目を使ったら
僕がその目を見えなくしちゃうかも」

『…イ、ッイカれてる、の…?』

「かもね、僕は貴女に出会ってから
ずっとおかしいのかも…だから
この想い…受け止めてくれますよね…?」

蓮水の目の奥に潜む狂気はきっと止められない

千夏はされるがままにデスクに手をつき
腰をガッチリと掴まれ立ちバックの体勢になった

や…やだ…和泉さんの温もりが残るこの
デスクで他の男となんて…信じられない…

イッたばかりでヒクつき全身に熱が回る
ずっと信頼してきた可愛い後輩の
獣の様にいきり勃つ男の肉棒が
後ろから躊躇なく一気に突き刺さる

『あっひゃっ…あっあっあぁぁ!』

「うはぁあぁ!千夏のナカに僕のが
全部挿入ってるのが見える…っ!」

蓮水は感嘆の声を上げながら
ずっと思い焦がれていた人の秘部に
自分の獰猛な男根を激しく突き立てた

腰をぶつけるような乱暴な抽挿に
デスクがギシギシと大きな軋み音を立てる
その音よりもさらに粘着質の水音が結合部から
鳴り響きこの行為の荒々しさを物語っていた

ぎしっぎしっみしっ…ぶちゅっばちゅっ

『ひぃっ、あぁぁっ!あああぁぁんっ!』

媚薬のせいとはいえ自らの与える快感にヨガる
千夏にまるで恋人にするようにキスをするも
それだけではおさまらず無我夢中で唇を貪る

「…ん、千夏可愛いっ僕だけの千夏…っ!」

『っっ!……っ、ぐっ……!』

ただでさえ激しい律動にに頭がくらくらして
さらに口を塞がれて脳に酸素が回らない千夏

息苦しさに蓮水の胸元を強く叩いた千夏は
ただ与えられる快感のままに身を委ねた

「ふふっ、自分から腰揺らしちゃってるけど
そんなに高まっちゃって気持ちいいんだ?」

『…うぅ、…んうぅ……』

もはや何を問われても千夏は薬のせいか
呂律が上手く回らずコクリとうなずいてしまう

"裏取引"と称したお遊びのつもりだったけど
普段はしっかり者の気丈な千夏の
可愛い反応にニヤケ顔が止まらない

手酷く扱って泣き顔の千夏を見たい気持ちと
媚薬に狂い快感で心地良く鳴いている千夏も
どちらも早く見てみたくて堪らない蓮水

泣いてるのかイッてるのか分からない状態で
かれこれ一時間ずっと繋がったまま
そのくせ動きは微弱で生かさず殺さず
イク寸前にすっぽりと肉棒を抜かれてお預け

千夏は自ら腰を淫らに振り半狂乱になりながら
厭らしくとめどない愛液を溢れさせていた

「すごいよほら!突けば突くほど厭らしい
千夏のエッチなお汁がどんどん吹き出して
和泉さんのデスクに広がっていくよっ!」

嫌味を含んだ卑猥な言葉を発してはいるが
口調はやけに明るく心底楽しそうで
そんな歪んだ蓮水の声も今や遠く
千夏の顔は汗や涙でドロドロになっていた

たっぷりと時間をかけ愛撫されて
体中の性感帯はぐずぐずに溶けきっていた
なんとか必死に堪えようとしていた理性も
媚薬の爆発的な快感によって崩壊寸前で

『あっ…ひゃ!しゅごい…もっと…もっあんっ!』

ずっと焦がれていた女の顔がぐちゃぐちゃに
汚れながらもひぃひぃとヨガる姿は
何か言い様のないものが込み上げてくる

『はすみくんっ…もっと…こわしてっ…!』

「いいよ、お望みなら千夏のエッチな穴に
これから毎日でも種付けしてあげるっ!」

『ぁん…ほんとっ…?きもちいぃの…すきっ!』

「そんなに悦いんだ、千夏のここ…
イヤらしい涎を垂らしてすごくビクビク震えてる!
っイクよ…ナカにしっかり出すからね!」

蓮水は上体に覆いかぶさり腰をわしづかみ
強引にペニスを抜き挿し最奥まで責め立て
激しい律動へと一気にピストンを早めた

どくどくっ…びゅるっ!

熱い熱い膣の中で滾る肉棒がドクンと脈打つ
ゆっくりと時間をかけてナカに熱が広がっていく
背中が折れそうなほど強く抱き締められながら
たっぷりと精を吐き出された

「こんなに長く射精されたら孕んじゃうかもね
ほら…僕の精子が千夏の奥の奥まで
流れこんでいってるよ…みて……」


朝方
千夏はようやく媚薬の悪夢から目を覚ました

誰もいない海外営業部署で、和泉さんのデスク前で
今の自分の置かれている全身精液まみれの状態に
千夏は絶望のため息しか出てこない…

一方蓮水の水晶のように透き通っていた瞳は
ドス黒い欲望にまみれて透度はなくなった
持て囃されたアイドル張りの笑顔さえ
見る影もなく、もはや乾いた笑いしか出てこない

”お仕置き”として千夏はそのまま放置
夜食か朝食だかの入ったコンビニ袋をぶら下げて
ブツクサと危ない妄想話を呟きながら
蓮水は自宅マンションへと消えていった


「婚姻届は今週中にでも、挙式も早く挙げたいな
あっ新居はどうしよう?都内?郊外?
都内のガラス張りのマンションで千夏との愛を
見せつけるってのも贅沢でいいけど、
人の少ない郊外で毎日屋外プレイもアリかな
とりあえず仕事は今すぐにでも辞めてもらって
素直に言うことが聞けないようなら
家に縄くくって縛り付けるしかないかぁ…」

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