1. 子猫の首輪


「心地良さそうに鳴いているね
そんなに私の指はイイかい?」

『はぁっ…むぅぅ…!』

アンは大理石の大浴場で
僅か10歳の自分を雇った主人と二人きり
浴槽の中に沈み龍臣の膝の上で可愛がられていた

「熱のこもった潤んだ目をしているね
可愛いよ、アン」

目に涙を浮かべて一生懸命耐えるアンのその姿は
20代半ばで女を知り尽くしている
龍臣の肥えた目を愉しませている

水面を跳ねさせながら、体をピクピクと震わせる
アンの小さな小さな裸体

僅かに膨らんだ性感帯が龍臣の右手いっぱいに収まる
ただそれだけのことに幼い少女の身体は
強い快感を覚えてしまう

アンの初々しい反応をじっくりと堪能しつつ
龍臣は左手を浮かせ先の先端へとゆっくり指を運んだ

「ほら…アンは、ここが好きだろう?」

『んぅっ!』

左の乳首に人差し指で軽く触れただけで
アンは背中を仰け反らせて
幼い甲高い声を浴場に響かせる

水無月児童劇団からこの小田切邸にメイドとして
派遣で雇われた日から、自分が仕える龍臣によって
毎晩身体を甘く刺激され続けるアン

龍臣によって感度を高められてきたアンの
小さな突起は、与えられる快感に淫らに
ほんのり赤く染めて、ピンと尖らせる

龍臣は腰を浮かせて自分から逃れようとするアンを
逞しい腕で優しく抱き寄せ執拗に乳首を弄った

「…どうしたアン?腰が揺れているよ」

笑みを含ませながらも優しい口調で
アンへと問いかける龍臣

アンは自分でも分からないまま
自然と腰が動いてしまう
右の乳首にも指が伸ばされ
今度は両方同時に弄られ始めた

すると今にも泣き出しそうな真っ赤な顔で
アンは龍臣の指の動きを見つめ
今は鼻にかかった喘ぎをただ漏らすだけ

『うぅ、んうぅ…っ!たつおみ…さまぁ!』

「んっ?気持ち良いかい、アン?」

ストレートにそう聞かれて思わず
アンはコクンと頷いてしまった
そんな可愛いアンを見て
龍臣は満足そうに笑みを浮かべる

アンの胸の高鳴りは、右の乳首を弄られていた
龍臣の手が下へ下へと伸びていったことで
さらにドキドキした…

「なら、もっと良くしてあげようか」

アンのまだ未熟な秘部に龍臣の指が軽く触れた
ソコはまだ触られてもいないのに
トロっとした透明な液体を含ませていた

『あっ…ぅっ!いいですっ!
わ…わたし今朝に龍臣様をお見送りしてから…
今晩、ご龍臣様に気持ちよくさせてもらえるのを…
ず、ずっと待ってたんです…っ!』

自分で言いながら思わず顔を背けたくなるような
恥ずかしい言葉を口にしてしまい
アンは背筋をゾクゾクと震わせた

おしっこが出たりして汚い部分なはずなのに
龍臣様に優しく撫でられると
正直すごく気持ちよくて…
なのに私、今からもっともっと
気持ち良くしてもらえるなんて…

ゾクゾクと正直な甘い気持ちを伝えるアン

まだ幼い少女でありながら淫らにそうさせた
自分の性的趣向に、龍臣は
倒錯感を引きずりながらも高揚する一方

「これは…この世の富や名声を手に入れるよりも
大事なものを私は手にしてしまったかもな…」

初めはほんの好奇心で少しの遊びのつもりだったのに
アンの可愛らしく艶やかな反応が想像を遥かに超え
もっともっと色々な反応まで欲したくなる

快感で心地良く鳴いているアンが
自分の手中に収まっていることに
日々何よりも安堵していた

今はこの小田切家の後継ぎや財産
社交界で広がっていく人脈なんかより
アンの全てを自分の物にしたくなっているようだ…

『ぷぁ…? んむ、くふ…っ!』

パクパクと呼吸を求めるように開くアンの口が
龍臣によって優しく塞がれた
背中から首、頬へと手を伸ばして
唇を重ねてくる龍臣

そのキスはただただ心地良く
幼いアンは当たり前のように口内を犯される舌も
拒まず受け入れているよう教え込まれた


またある日のこと

「ふふ…とてもよく似合っているよ…
可愛い子猫ちゃんだ、アン」

アンの寝室で、龍臣は
頬っぺたに軽くキスをした

まじまじと自分の猫の耳と尻尾の付いた下着姿を
頭のてっぺんからつま先までを観察する龍臣に
アンは恥ずかしそうに、顔を赤く染めた

普段アンがメイド仕事をしている時は普通より
小さめの一般的な使用人の服装だが
今のこんなあられもない姿が
もし知らない人間に見られでもしたら…
恥ずかしいどころの騒ぎじゃない

『私は龍臣様に仕えるただのメイドで…
に、人間ですよぅっ!』

「分かってるさ、おいでこっちに
今日はアンにいいものを
プレゼントしてあげようと思ってね」

ベッドに腰掛けた龍臣がアンを手招く
呼ばれたアンは慣れない格好に一瞬躊躇うが
ゆっくりと一歩ずつ歩み寄った

すると、龍臣に首から二人の名前を刻まれた
純金のハートのペンダントをかけられた
プレートには特殊な鍵穴が仕組まれてあり
鍵がなくては外すことはできない

『これは私達二人にしか分からない
秘密の首輪…なんてね』

「は…い、ありがとうございます…龍臣さま…」

思いもよらない主人からのプレゼントにアンは
自ら龍臣の胸へ抱きつくように飛び込んだ

だがもちろん、その錠を開く鍵は
主人によって大事に握られている

こうして心の距離が近付く度に
龍臣の心臓は日々高鳴っていく

これから先の長い時間愛情を注ぐ毎日に
やがて妖艶な身体で喘ぎ鳴くであろうアンの
成長への期待に、龍臣は興奮を抑えきれない

フカフカの不毛布団に仲良くうずくまり
主人にピタリと張り付いたところで
アンは次の指示をじっと待つ

だが、龍臣は何も言わず
ただアンをじっと見つめるだけ
予想外の展開だがアンは待ち続ける

しかし声も掛けられず触ってももらえない状況に
アンはだんだんと焦らされ
モヤモヤと声を押し殺している

龍臣は何もかもお見通しで
意地悪く見つめ返しながらこう告げた

「アン…実はお願いがあるんだ
可愛らしく子猫のような
鳴き声を聞かせてはくれないかな…?」

実は龍臣は大の猫マニアでもあり
屋敷内に20匹の猫を飼っていた

自分の趣向と趣向を組み合わせた
今横にいるのは龍臣にとって
最大の傑作といっていいかもしれない

『…うぅ…にゃあんっ!』

しばらく黙り込み顔を赤らめながらも
主人の言いつけ通り鳴き声を出してみせた
静まり返る夜の寝室にまるで猫が忍び込んだごとく
人間の少女の猫に似せた甲高い鳴き声が響いた

しかしそれで龍臣の欲は満たされても
アンの疼きはおさまらない

『…龍臣…さま、今日はもう何も…
してくれない、おつもりなのですか…?』

やがて我慢できずに…アンは
自らはしたないおねだりを口にしてしまった

そのおねだりこそが、龍臣がずっと待ち望んでいた
言葉であり、さらに欲深く意地悪に尋ね返した

「じゃあ、私にどうして欲しいんだい?
ちゃんと分かりやすく言ってくれないと
何をしたらいいか分からないよ?」

『わ、わたしの…恥ずかしいところを…
龍臣様にさ…触って欲しい、のです…』

意を決し、毛布にうずくまり
顔を手で覆いながら主人に告げた
その羞恥にアンの体温は
今までにないくらい熱くなっていた

「ふふっ、そこまでアンが言うなら
子猫のように可愛がってあげよう…
もっと枕の位置まで上がってきなさい」

穏やかに、胸奥には熱い欲を含んだ口調で
アンは少しずつ上へ上へと顔をヒョコッと出し
そのまま龍臣によって毛布が一気に捲られて
アンの若さ溢れる白い肌が露わになった

ヘッドライトの光に照らされる自分の恥ずかしい姿
アンの身に着けている物といえば
猫の尻尾がついたような上下の下着ぐらい
後は胸元に輝くハートの鍵穴のついたペンダント

戸惑うアンの様子を、龍臣は
穴が空きそうな程に見つめている
更に目が合うとアンは瞳をうるうると潤ませる

「今更、私の前で肌を晒すことに
何を恥ずかしがっているんだい?
きっとアンの体はアンより
私の方が知り尽くしているよ…
ホクロの数や位置まで把握しているというのに…」

『っ…っ…!』

龍臣の言葉にあまりに驚いて
アンは全身を大きくビクつかせて
首にかけられた錠が胸元で絡まった

その隙に龍臣は胸を覆い隠す下着を剥ぎ取り
二つの可愛らしい突起までもが晒された
そこはまだ何もされていないのに
美味しそうに赤く熟している

「全く…イケない子だね
ピンク色だったここを…
こんなに真っ赤にさせてしまって…」

『んぅっ!龍臣様さまの…イジワル…っ!』

「んっ、じゃあ今日は可愛い子猫ちゃんに
なってくれたほうびに…」

龍臣の指が乳首に近付くいて
気持ちよくなれる期待に震えながら
アンはその動く指先を見つめていた

『あっ…!んぁぁんっ!』

2つの先端が2本の指に挟まれて
きゅっと絞るように摘まれた

今まで味わってきたより一段階上の強い刺激に
アンは快感で思わず背中を仰け反らしてしまった
あまりの気持ち良さに手足までガクガクと震える
アンに、龍臣が更に釘を刺した

「ちゃんと大きな声を出しない
子猫の鳴き声のようにね…」

『は…ぁ…にゃん…にゃんにゃん…んんっ!』

はぁはぁと息を切らしつつ
必死に猫の鳴き真似をする自分の可愛い少女

だがこのまま乳首だけを中心に責め続けると
もはや性器並みの感度となってしまうかもしれない

そろそろいいだろうか?
少女から大人の女にさせてみても…


無防備な少女の寝顔に、期待と不安
欲情と背徳感が押し寄せる
それでも君は、私だけの可愛い子猫ちゃん…



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