■Secret BAD END


あれから一年が経って侑李は高校を卒業した

国内一の難関国立大学へと進学して
170cmに満たなかった小柄な身体が、僅か一年で
一回りも二回りも逞しく成長したように感じる

この家にいのりが居着いていることに
侑李の親は不自然なほど触れない
というより、この家で侑李に逆らう者はいない

父親はもちろん、次第にいのりが
自分以外の男と話すことも耐えられなくなり
今の侑李にまともな思考回路はなかった

「…こんなことするつもりはなかったけどね」

下着は剥ぎ取られ両手は手錠で拘束されて
侑李の部屋の中にある、2m四方の檻の中に囚われて
夕方、庭師の若い男性にお茶を出しただけで
侑李を酷く怒らせてしまったのだ

『ご、ごめん…なさい…』

「全く君は、目を離すとすぐに男に色目を使って…
約束したよね?僕以外の男とは目も合わさず
話しかけもしないって」

毎日侑李の顔が見れて、声が聴けて
側にいられる幸せに甘え過ぎていたのだ
何の緊張感も持たず、恋人でいられる幸福に浸り
相手の気持ちを考えていなかったのかもしれない

侑李の凍てつくような視線が
いのりを捉えて離さない

『…そ、そんな目で見ないで
もう、侑李以外の男の人に
話しかけたりとかしないから…』

侑李はいのりの謝罪ではとても怒りがおさまらず
いきなり一方的に自らのズボンをずり下げた
恥辱にまみれて顔を赤くさせるいのりの目の前に
初めて自身のイチモツを露出させた

『…な…っ…!』

侑李の体格からは想像もつかない
縁に見せられた外国人モノのAVでも見たことない
初めて見る反り勃つモノの大きさに
いのりは思わず声を震わせる
長さ27cmという脅威的なペニスは
もはやグロテスクな凶器にしか見えなかった

自分の人並み以上の大きさに自覚がないのか
むしろそれを気にして初体験に躊躇していたのか

侑李は何食わぬ顔で檻の鍵を解くと
両手を拘束されたままのいのりを
そのままベッドへと押し倒した

『…ちょっ待っ…そんなのっ…むりっ!』

「あーあ、ずっと我慢してたのにな
いのりがいけないんだよ?
初めてのお仕置きだから忘れられように
身体にたっぷり覚えさせてあげるから」

いのりは全く慣らされていない膣内へと
巨大肉棒のペニスが充てがわれ
何の愛撫も与えずというよりは
良い具合というものを知らないのか

反り勃つ勢いのままに、自身の巨根を
いのりの膣にいきなりブッ突き刺した

『ひっぎゃぁぁぁぁっ!』

濡れてもいない膣を巨大ペニスで無理矢理
抉じ開けられる感覚は、初体験の時以上の激痛で
いのりは歳の割に経験は豊富なものの
入り込み始めた亀頭は太くそれからも太く先は長く
今までの男のモノとはまるで違っていた

巨大な男根が秘穴の裂け目を割って押し入る
あまりのサイズに肉壁が傷ついて出血してしまい
そんな痛みに耐えながらもズブズブと
侑李の肉棒を受け入れるしかなかった

「ふおっ! 深くまでっ…中、焼けそう!
ヤバッ…きもちいぃぃ!」

『ひぁぁっ!動か…さないで…っ!』

「いのりもエッチだね、ここ
僕のモノ咥えて、ぐしょぐしょに濡れてるよっ?」

キングサイズのベッドの上で逃れようともがくも
拘束されてしまった身体では精々
小さく左右に転がることしか出来ず
ベッドの弾む音と結合部の水音がただ響いている

ギシッ…ばちゅっぐちゅっぐちゅっ…

侑李にとってはこれが初めての経験で
いのりの小さな孔を自らが拡げ
欲をぶつけるという行為に浸っていた

若い盛りの有り余った体力のせいか
侑李は少しの休憩も与えずに
ひたすら激しいピストンを繰り返す

『いたぃ…っ!抜いてぇぇぇ!
おねが…はぁっ…ぅぐっ…!』

侑李がそんな願いを聞き入れるはずもなく
更に足を持ち上げてグッと前に押し倒した

するとより二人の身体が密着されて
肉棒が一気に最奥へと入り込むと
じわじわと亀頭が膨らむのを膣越しに感じ
膣内に射精されるかもしれない恐怖に怯える

「うっ…そろそろ…中に出すよっ…!」

『やめてっ!お願い…中で…
中でだけは…!いやぁあああぁ!』

いのりの哀願も虚しく、侑李はより奥深くへと
注ぐように両足を持ち上げ、腰を抱え込んだ
ドクドクと中に注がれていく白濁

侑李は最後の一滴まで搾り出そうとでもいうように
達してもなかなか腰を抜こうとはしない

初体験で味わった快楽はとても1回ではおさまらず
そそり勃つ自身をいのりのドロドロになった
蜜口へとあてがうと、何度も射精を繰り返した

「そういえば、こっちも男のペニスを
一応…呑み込む穴なんだよね…?」

『な…何をする気…?』

いのりは侑李が何をしたいのかよく分からず
尻を高く上げられたまま
犬のように四つん這いにされた

そこで侑李が初めて目にしたのは
ヒクヒクと窄まる可憐な淡いピンク色のアナル
色香に誘われるままに近付いていく人差し指

やっと恐れを感じたいのりは逃れようともがくが
逞しい両腕によって呆気なく抑え付けられる

「いのりのココは可愛いな
甘〜い蜜をだらだら溢れ出して僕を誘うなんて…!
この穴も僕の指に絡みついてくる…っ!」

『いやっ、やめ……あぅっ!?』

いきなりいのりの蕾の中に
指の第一関節までズブリと埋められた

今まであまり使われなかったソコは慣れず
先ほどナカに出された精液と自らの愛液が
良い潤滑油となって、指の付け根まで
簡単に飲み込まれてしまった

体の奥から経験のない快感が沸き起こる
アナルのフチを広げる指の動きに
ヒクヒクと反応するしてしまう

幾度も男達によって全身の感度を高められた
自分の淫らな身体が恨めしい

「そろそろこれだけじゃ足りないかな…?
じゃあ、こっちの穴もいたたぐよっ!」

侑李の言葉に合わせるように
中にあった指の異物感がスッと消えて
代わりにより強烈で圧倒的な質量が襲ってきた

『うあっぁあああああやめっ…ひぎゃああっ!』

「ほら見ていのり!
深々と僕のを飲み込んでいくよ…っ!
たぶんじっくり慣らしたし…痛くないでしょ?」

その質量に、痛くないはずがない

侑李はゆっくりじっくり時間をかけて
アナルに収めたつもりでいるが
あまりの大きさにゴツンと内臓を
押し上げられそうな圧迫感と嘔吐感

巨大肉棒がいのりの胎内の奥深くまで到達して
呼吸もままならない割と深刻な状態

なおも続く女を知らない残酷な責め苦は
初物だろうが未熟だろうが、手加減を知らない
熱くて焼けてしまいそうな熱の肉棒によって
腸内を無慈悲な精液で満たされる

『あぅ…おなか、パンパン…死ぬ、ひんじゃう…』

いのりが意識を失った後も延々と
侑李は腰を振り乱し、再び秘部へと胎内射精

全てが初体験の突き抜けるような快感に
若い雄のペニスは衰えるばかりか
さらに膨張し射精感を増していく

何時間にも渡ってひたすら犯された
いのりの身体は、大量の白濁に染まっていた

「はぁ…これだけ出したら十分かなぁ…?
早く欲しいね、僕といのりの赤ちゃん…
きっと可愛いんだろうなぁ…」

いのりはもう二度と侑李以外の男とは
会わないと固く誓わされ
丸一日日付けが変わってようやく
監獄のベッドから解放された


それからというもの生活は一変した

日々大学で多忙の侑李はほとんど自宅にはおらず
いのりは侑李の部屋内に設置された
檻の中で実質、軟禁状態

助けを求めて声を出そうにも
誰も部屋には近付こうともしない

世話係に朝昼晩の食事だけが運び込まれ
排泄も監視役の厳重な見張りの元
トイレへ行くことが許可される

「ただいま、いのり」

とある大豪邸の一室
侑李は嬉しそうに、恋人兼ペットの名前を呼んだ

侑李は夕方〜深夜にかけて帰宅すると
まず何があろうと自室へと直行

デスク前の椅子に座った侑李の上に
脚を大きく広げたいのりが後ろ向きで座らされる
背面座位で首筋に舌を這わせながら
巨大なペニスを下から突き立てられる

『はっはぁ…ん、やぁ…っ!』

「はぁ…その顔…堪らないよ
ますます研究レポートが捗りそうだ」

恥じらいも捨てて息を乱しながら
本当は強気なくせにトロけて
自分に堕ちている淫らな姿も
侑李はいのりの全てが愛しくて堪らない

「そうそう、室月とかいう男に問い詰めて
今までいのりと肉体関係があった
顧客を割り出しておいたよ
彼らにはそれなりの制裁を下すけど…いいよね?」

『…えっ室月…?』

どこか愉しそうに、熱っぽく笑う侑李とは反面
縁の名前にいのりは一瞬背筋がゾクリと震えたが
今となっては恐怖心も何もない

だけど今の自分はあの頃以上に自由はない
恋人と呼ぶにはほど遠い、檻に入れられ愛玩具で
ペットとして生きる他に、自分に価値はない


どこからか風の噂で
縁は何者かの手によって消されたという
いのりは自分も消えていなくなればいいのにと
心のどこかでそう思うようになっていた…



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