バレンタインはこんな感じです
【うちの攻めが怒ったら】
智希×有志
10年前
「お父さん。……はい」
「わぁおいしそうなチョコクッキー。お父さんにくれるの?」
「うん。なるべく甘くないようにしたよ」
「自分で作ったのか?」
「うん。でもね、数はあんま多くないんだ。コゲていっぱい失敗しちゃって…」
「うぅ…数の問題じゃないよ…智希が一生懸命作ってくれただけでお父さん嬉しすぎて涙が…」
「あああクッキーに涙落ちたらふやけるよ!」
現在
「はい。ちゃんと手作りしたから甘さ控えめ」
「…見た目も完璧なガトーショコラじゃないか…」
「部活の後輩に味見してもらったら市販のものと間違われたー」
「ほんとありがと…」
(今年の智希の誕生日は最新のオーブン買ってあげよ…)
まず息子が父親にチョコあげる時点で疑問にならない。
----------
清野×姫川
「き、清野先輩が…チョコを貰っている…!」
「お前ね、俺結構モテるんだからな」
「…………」
「信じられないって顔すんな。はい。全部お前にあげる」
「え、いいんですか?清野先輩チョコ大好きですよね?」
「お前がくれたのあるし」
「〜〜〜」
清野はやることが男前なので地味にモテます。
----------
佐倉×日夜
「めっちゃチョコもらってるじゃないですか」
「おぅ。バイト先のばーちゃん達にもろた」
「老人ホームのバイトでしたっけ?」
「そう。さすがにばーちゃんに恋人おるから受け取れませんって言えんやろ 。……やっぱ、いややった?もらってほしくなかった?」
「いえ全然。自分の恋人がモテるって嬉しいじゃないですか。はい、俺からはこれ」
「佐倉もくれるん??」
「うん。ディルド型のチョコ♪」
「???!!?!?!」
「凄いでしょこれー。海外製だけどネットで見つけた瞬間即買っちゃった♪今日はこれ使お♪」
「?!?!むむむ無理無理なにこれグロ過ぎるやろ!!絶対いやや!!!」
最初は混乱するけどすぐにノリノリでヤっちゃうのが日夜春一。
----------
大谷×陸
「か、紙袋いっぱい…」
「食べるか?」
「なんで全部もらってくるんだよ!!!」
「渡されたから」
「俺がいるのに!恋人の俺がチョコあげるのに!」
「お前別に恋人じゃないし」
「!!!!」
「すぐ泣く」
「泣い てないし!!!!俺が一番の恋人だし!!!」
「食べないなら近所に配るからな」
「俺が一番の恋人だし!!」
「あーでも高そうなチョコだけもらっとこ」
「俺が一番の恋人だし!!!」
「お、ゴディバじゃん」
「俺が!!一番の!!!恋人だし!!!!」
ガン無視。
でもちゃんと陸が用意したチョコは食べてあげますよ。あげた本人が忘れた頃に。
END
[ 121/121 ][*prev] [next#]
[novel]