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02




 馬の背に括りつけられていたのは手足を縄で縛られた青年の若く美しい全裸体だった。

 どうやらこの厩に至るまでの間に、かなり手酷い凌辱を受け続けたものらしい。

 形よく引き締まった尻の谷間から微かに覗く肛門は充血して腫れ上がり、そこから漏れた白濁の粘液がねっとりと太腿に伝い落ちている。

「これは一体どういうことじゃ……」

 鞍に括られた意識のない青年の尻の割れ目を覗きながら、中年猟師が卑猥な音を立ててその肛門を指姦し始めるーー鏡面に映るその光景を瞠った目で見据えたまま、銀髪の美女は唇を震わせた。

「あれは白雪なのか? 一体、何を……」

<あれは白雪様です>

 慇懃だが感情の籠らぬ男の声が発せられた。

 ひとしきり尻穴を弄んでやった青年を猟師が鞍から下ろす様を鏡面に湛えつつ、魔鏡の男が恭しく答えたのだ。

 その間にも、鏡の中では厩の囲いに愛馬を放してやった中年猟師がいまひとつの空いた柵ーー真新しい干し草がふんだんに敷き詰められた囲いの中に白い裸体を投げ入れている。

 一片の感情も籠らぬ声で、人ならざる王妃の下僕は主に向かって淡々と事実を奏上した。

<猟師は白雪様を殺さず、森の中で何度も犯しました。そして生かしたまま連れ帰ったのですーー己の性奴隷として凌辱するために>

<う……ここ、は……>

 鏡面から微かな呻き声が漏れたのはそのときだった。

 どうやら投げ落とされた衝撃で青年の目が醒めたものらしい。

 痙攣する目蓋の下から現れた美しい若葉色の瞳を覗き込んで、裏切り者の中年猟師ーーロベルトは唇を吊り上げた。

<ようやくお目覚めですかい? ここはあんたの新しい家≠ナすぜ、白雪王子……いや、元¢謌皷、子殿下?>

<ロ、ロベルト……>

 最前まで自分を嬲り犯していた大男に見下ろされていることに気付くや、全裸の青年ーー白雪は母親譲りの艶やかな黒髪の下で、透けるような白い美貌を強張らせた。

 だが、その若葉色の瞳には、未だ貴族特有の気高い光がほんの僅かに瞬いている。

 縛られたままの手足をぎこちなく動かして身動ぐと、全裸の青年は幾度となく手酷い凌辱を受けた身体を叱咤して半身を起こした。

<わ、私にこんな真似をして……これが王に露見したら、自分がどんな処罰を受けるのかわかっているのか? 絶対にただでは済まさないぞ……王城に戻ったら、必ずその首をーー>

<……まぁだ自分の立場ってもんが理解出来てねえらしいなぁ、白雪殿下>

 復讐を誓う王子の美貌に、黒々とした陰影が覆い掛かった。

 ズボンの前を寛げながら、中年猟師が白雪の傍らに膝をついて座り込んだのだ。

 白雪が血の気の失せた頬を強張らせたときには既に遅い。

 足首の縄を解かれた青年王子の白い両脚が大きくM字型に割り開かれるや、赤く腫れた肛門の肉襞に、中年猟師のぺニスの先端が押し当てられる。

<や、やめーー>

<てめえはもうただの肉奴隷なんだよ!>

 転瞬ーー細い制止の声を黙殺して、生々しい血管の筋を浮かせた太い肉棒が、勢いよく白い尻に突き挿れられた。

<ひっ……っああああああああっ! ぁ、っゃ、ァぅん……っ! ひィ……っ!>

<いつまで王子様気分でいやがんだ、ああ!? “王に露見したら”だと? はっ、言えるもんなら言ってみろよ、白雪様……こうやって下郎の汚ねえちんぽで何遍も高貴な尻穴に種付けられて、ガバガバのケツまんこにされちまいましたってなあ!>

 腸壁を突き破りかねない勢いで、大柄な中年猟師は王子の尻を凌辱した。

 獣のように激しく大男の腰が打ちつけられる度、あられもなくM字型に割り開かれた白い脚が律動に合わせて跳ね上がる。

<あ、ぁ、っあ、っあ……っぁあ! ン……っ、ゃめ……ァ、っぁあ……っ!>

<身体の方が覚えがいいじゃねえか、王子様……>

 およそ男のものとは思えぬほど艶かしい曲線を描いた白い臀部ーーその谷間にある肛門が太いペニスを銜え込む様を飢えた獣のような目で視姦しつつ、ロベルトは容赦なく腰を打ち振るった。

<てめえの尻穴はもう男のちんぽにしゃぶりついて御主人様に奉仕する方法を覚えたようだぜぇ? ひくつきまくって厭らしいったらねえや……この淫乱が!>

<ぁあ! ア、っんんゥ……!>

 白い喉を曝け出して、白雪は大きく背筋を仰け反らせた。

 中年猟師が根元まで銜え込ませた太いペニスを激しく直腸の中で抉り回したのだ。

 ついで仰け反った拍子に突き出された王子の両乳首が武骨な指に摘み取られ、手荒に揉み潰されながら抓り上げられる。

<んんうぅ……っ! やめ……ぁあ! ァ……っああああああああああっ!>

 次の瞬間ーー凄まじいペニスのピストンが始まった。

 左右の足首を掴まれて大股開きにされた青年王子は、猛烈な勢いで直腸粘膜を擦り上げる肉竿に為す術もない。

 勃起した逸物に腹の奥まで挿し貫かれて尻を突き上げられるまま、あられもない体勢で激しく上下に揺さぶられる。

<ゆ、許して……もう、許してぇ……っ>

 切れ切れに泣いて許しを請う王子の請願が聞き入れられることはついになかった。

 激しく尻を突き上げられながら必死に言い募る青年の哀願を完全に黙殺して、太いペニスが容赦なく繰り返し突き挿れられる。

 そしてーー

<ーーーー…………!>

 声なき悲鳴を上げて藁の上で凌辱されていた青年が海老反りに仰け反って射精したのと、その肛門を激しく突き犯していた男のペニスが一気に引き抜かれたのは、ほとんど同時だった。

 次の瞬間ーー射精直前になって肉奴隷の顔面に跨った中年猟師が、股座に挟んだ美貌に容赦なく精液を浴びせ掛ける。




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