王子はその髪を翻して 16




あとがき。


まずここまで拝見して下さった読者様。
こんなに長々と、ヒロインの出て来ないストーリーを読んで下さってありがとうございます。
よくもまぁ書いたなと、自身も思いました(汗)
と言うよりもこれは夢小説のジャンルではないのでは?!ないよね。うん、ないね。的な(滝汗)

出すか封印か迷った末の、静夜の血迷いです。



・・・せっかくなので、静夜の脳内捏造項目について解説(言い訳)的な話をば。


その1。サニーさん幼少期虚弱体質問題

サニーさんのベースの髪の毛がプラチナブロンドでなく白と知った時から、静夜の中では「サニーさんはアルビノ」です。
・・・いやだって、銀髪と白髪ってえらい違いだし。子供で白髪の理由って、それ以外思い浮かばなかった・・・
・・・一番ちっこいし。モグモグ


その2。グルメ細胞の移植問題

いくらなんでもいきなりドンと移植は無いよなぁ、が静夜の見解。そんなんしたらショックでどうにかなるよ。
そこから、ならどうやって保持者を育てるのかと考えて思い出したのがアカシアの発見。グルメ細胞をもつ食材を食べたら云々〜という下り。きっとIGOでは見込みのありそうな子供達に少しずつそういった食べ物を与えてたのではないのかな、って。
でもってそんな細胞を保持する天然の食材がそう手に入る訳が無いので、そうなると当然内部で作ってるんだろうなと。
どうせ作るなら動き回る動物より植物の方が管理も楽よね、って事で果物。
物語のキーの『絵本』と絡ませたかったので、まずリンゴ。次点でミカン。味も肉と来れば魚。
何とも単純明快な静夜です。


その3。グルメ細胞の適合問題

身体のどこに特徴が出るか分からないグルメ細胞。
なので、きっとグルメ細胞って総合感冒薬みたいな感じ?色んな有効成分が詰まってるんだろうなって。その中で身体に効いた物が、特殊能力として残るんだろうなって。
なので、サニーさんの細胞の適合過程でも、一通りの症例が現れた。つまりバンプアップだったり耳が良く聞こえたり毒が出たり等など。
(それはシャツのボタンが弾けたり隣の部屋の話し声が聞こえたりトロリとした鉄臭い何かが零れたりって表現で書きました)


その4。細胞保持による見た目の変化

美食會の方々があんなに特徴的なのに、何故に四天王にはそれほどのインパクトが無いのか。そんな不公平赦しません。的な。
じゃあ四天王はどこが変わったのさ?って事になりますが、静夜の脳内では髪の色です。
トリコくんは青、ゼブラ殿は赤、ココ様は限りなく黒に近い緑(みどりの黒髪って言葉にこじ付けて)にそれぞれ変わったんです。
でもってサニーさんはと言うと、3色が同時に現れた。当然アルビノで色素が薄いから色も淡いって訳です。
リンちゃんは逆に普通だったから全ての色が混ざった黒。(マイクロスコープで見た毛髪が、たくさんの色が細かく線状に絡み合っているんだよv)更には各々の特徴が互いを牽制しあってしまい、四天王みたく完全な適合に至らなかった、のかな?なんて。


その5。美しさ至上主義について

(静夜の話の中では)子供の頃、その見た目から周りに受け入れてもらえなかったサニーさん。
成長して、自身の生い立ちも知る事となります。(静夜の妄想100%の一龍の昔話です)
父と母の自分に対する想いを知った上で、自分の外見を含めた身体に誇りを持ちます。だから、己の中に美しさを追い求める。あくまでも己の中から生ずる美しさに。親から貰った身体を愛しているんです。
あと食器コレクター的なの。幼少期に城で目にしていた感性で集めていると良いな。


その6。サニーさんのご家族について

両親は美食屋・・・トリコくんたちより一世代前に活躍したつわもの達だったのでしょう。だから、一龍とも関連があった。
はてそうなるとお祖母さんは一体どのようなご関係で・・・と脳内に探りを入れたら、一龍と何か有ったか無かったか?なエピソードがドン。
そうか、じろちゃんとせつのんはコンビを組めたけどね・・・一般人(きっと良家のお嬢様)じゃね・・・
なるほど、それで・・・うん・・・そうか。
(余計な妄想は省きます)



ともあれこれはあくまでも、本当にあくまでも静夜の脳内から沸いた妄想&捏造です。


原作のサンタの回で、四天王が貧困層の出と言う事が分かって。
でもただ貧しい国出身ってだけでは、親身になってその国の子供達を思う心など生まれない。いくら強くなる程美味しい物が食べられるとは言え、長い間修行をし困難に向かう彼らの根底はそんな薄っぺらい自己満足では無い筈。
だから貧しく辛い中でもきっと何か支えになる人や物があって、そんな何かが心に生きているからこそ、今の彼らの強さがあると思ってます。


ゼブラ殿はサンタ招集を無視したけど、それは心が冷たいのではなく、表立って行けるかこの野郎(怒)的な考えがあったからと思ってます。
そもそもゼブラ予報的な物があるのにサンタコスでごまかせるか所長さんよ?
だからゼブラ殿はあの日どこかで、かさ地蔵とかネズミ小僧とか幸福の王子(とツバメ)的な幸福の与え方をしていたと信じてます。



ここまで書いて、お前はどんだけこの人達が好きなんだよと思った次第です。

そしてここまで読みきって頂いた読者様、本当にありがとうございました。




2012.3.21 静夜拝



あれっ?
・・・日付がまさかの「サニー」ですよ!
こんな偶然あるんだって素でビックリした・・・






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