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01

*02の子どもたちとのギャグ風味。
*賢ちゃんいません。

「バンドのボーカルもベースもやってて、更に料理も上手!うちのお兄ちゃんの方がカッコいい!」
「うちのお兄ちゃんはサッカー部のエースよ?それにあの冒険ではカリスマリーダーだった!カッコよさなら負けないわ!」

大輔くんに呼び出されて、パソコンルームに行くと、そこには喧嘩しているタケルくんとヒカリちゃんの姿があった。


Bro☆coM


「あ、純さーん!この二人、どうにかしてくださいよー!」
「大輔くん。京ちゃんに伊織くんも。えーと…なにかあったの?」

大輔くんに話を聞くと、思わず呆れてしまった。
どうやら、デジタルワールドでふとしたことから、兄弟の話になったらしい。
タケルくんとヒカリちゃんはお互いの兄の自慢(二人ともブラコンだからなぁ)を始め、その流れで太一とヤマトのどちらがより兄として立派なのか、と揉め始めたらしい。
んー、兄弟愛っていいね。

「で、なんで私が呼ばれたの?」
「それが…最初は太一さんやヤマトさんにお願いして、止めてもらうつもりだったんですけど、太一さんは部活、ヤマトさんはバンドで忙しいらしくて…」
「あの二人を止められるのは純さんしかいないんです!」

要するに、暇だった私がたまたま呼び出されたわけね。
まぁ、可愛い後輩に頼られるのは決して嫌ではないが、変に期待をされていても困る。
さて、どうしたものか。


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