「やっと来たエヴァ。燐之助をどうにかしろよ!」
「は?え、え!?」
この空気が読めてないエヴァは、この状況も1人では掴めず、エーチの説明もあってようやく把握。 キッチンにいたおじさんから掲げていた買い物袋と布巾を交換して、慌ててこっちにやって来る。
「何してんの!?リン。あぁ・・・、机までこんなにして。志摩さんも本当すみません、服まで汚させてしまって。」
「あ、いや、大丈夫大丈夫。ただの水だったし。」
そして水でびちゃびちゃになった机を拭き上げて、お冷もグラスごと新しいのに交換を。 堀北食堂のおばちゃんと一緒に連携して、この騒ぎを速やかに沈めた。
「エヴァ。オレには?オレにも謝ってよ。」
「リンと一緒になって騒いでた奴が、何言ってんだ・・・。」
そしてそして一息つく前に、
「リン。ちょっとこっちに。」
近くにいた金髪少年の名を強く呼ぶと共に、彼を店内の奥へとヅルヅル連れて行った。
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