でも全員が全員。 その案に乗る気ではないようだ。
「・・・・・・。」
ユーヤの片思いで終わった終わらせた、あれからのそれからというわけで気まずくしていた関係。 モロそれに値するヒナは、そこに自分がいるべきではないと思い、自分だけその枠から外れようとした。
「ごめん、僕。年内中に終わらせなくちゃいけないレポートあるから、ちょっと・・・。」
が。
「だめ。ヒナは強制参加。」
「えっ。」
「オレをごめんなさいでふっておいて、こっちのごめんなさいは許さないよ。」
「ちょ…っ!ゆ、ユーヤ!?」
主催者から抜けることは許されず、ヒナも参加する羽目に。 しかも余計なことまで口にしたものだから、ユーキとレイの二人に、知って知ったことに知らなかったことを知られてしまう。
((ユーヤ、フラれたんだ・・・。))
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