「中学生に間違えちゃってごめんね。」
「いえ。慣れてますので・・・。」
「よし、じゃあ改めて。僕は日向(ひなた)。皆から『ヒナ』って呼ばれてるから、よかったらユーキもそう呼んで。」
彼の名前は日向(以降『ヒナ』)。大学三年生。 彼もサンフラワーに住む住人の一人。
「おっと、ごめん。ちょっと電話に出るね。」
紹介を受けてた中、突然ヒナの携帯電話が鳴りだす。 そしてヒナが着信相手の女性との通話で盛り上がってきてしまったため、彼からの紹介は中断。 代わりにユーヤがヒナのことを教えてくれたのだが、
「ヒナはモテるんだけど、彼女はつくらない主義なんだって。」
「・・・へぇ。」
その余計な一言のせいで、ユーキは余計な偏見を抱いてしまうのでした。
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