三人のおかげで彼もようやく泳ぐ気になれたようで、着ていたパーカーを脱ぐ。 その時、
「あれ?ヒナ、ここ赤いけど大丈夫?」
「え!?」
ユーヤが明るい口調で自分の鎖骨に指差して指摘。 するとヒナは顔を赤くして、脱いだばかりのパーカーで慌てて前を隠す。
「やだ、嘘!?まだ残っ・・・「うん、嘘だよ。」
けどそれは冗談。ユーヤのお得意おふざけジョーク。
「・・・・・・・・・。」
だが悪ふざけしずぎたようで、
「キャーキャーッ!やだやだ!蹴らないで!レイ、蹴らないで!!」
「うるさい!お前がいきなり変なこと言うからだろうが!!」
釣られたヒナが何も言えなくなった代わりに、真っ赤な顔したレイから足蹴りの制裁を喰らわされた。
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