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サンフラワーへようこそ

同じアパートに住む大学生たちのお話
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EP.6 8月の海水浴(1/3)
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夏といえば、やっぱ海!

梅雨も明ければ夏本番。
大学も夏休みに突入した8月の節。

「レイ〜。海行きたい、海〜。」

朝からレイの部屋に遊びに来ていたユーヤの宣言発言。

「待てユーヤ。なぜ俺に言う?」

「だってレイ、今日バイト休みっぽいじゃん?なら行くなら今日かなって思って。」

「確かに休みだけど俺、免許まだ持ってないから。どうしても行きたかったらヒナに相談してみろよ。」

便利に始めたわけではないです。
便利に頼ったわけでもないです。
でもユーヤに言わせると便利に始められて、すごく便利だなぁって思う作者です。

「ってことでヒナ〜。海連れてってー。」

「本当、ユーヤって便利だね。」



運転手はヒナ

「でも皆で海っていいかもね。今まで行ったことなかったし。」

そんなユーヤの一声で海に行くことに決めた三人。

「免許あるけど車はないから、レンタルになるけどいい?」

「いいよいいよ。連れてってくれるなら何でもいいよ。」

「ならレンタル料は俺が出すわ。」

運転手は唯一、免許を所持していたヒナ。
サンフラワーから海まで、ちょっと距離があるのでレンタルした車で向かうこととなった。

「え?僕も出すよ。レイだけに出させるなんて悪いし・・・。」

「そこは気にしなくていいから。ヒナは運転だけ気にしてろ。」



一年の夏は過酷

ユーヤ、ヒナ、レイの三人で決めた決定事項。

「ユーキ!海行くよ海!」

そしてそこにユーキも誘ったのだが、

「ご、ごめんなさいユーヤ。ボク行けれそうにないです。夏の課題がこんなにもありまして・・・。」

「わぉ。」

夏休み期間中の課題と実習の多さに、顔を青くして目は遠く虚ろいで死にかけていた。
ユーキももちろん海に行きたい!けれど行けれる余裕がないことに、ひどく落ち込む。

「ユーキ。課題ならオレも手伝えられるからさ。今日は気にしないで一緒に海行こう?」

「ごめんなさいごめんなさい。すみませんすみません。」

「いいよいいよ、気にしないで。」

でもやっぱりみんな一緒に、揃って行きたいから。
そんな彼に救いの手を差し出したユーヤだった。



ご到着

運転手はヒナ。
助手席はユーヤ。

「おーッ!海だ海ーッ!!」

「ユーヤ!窓から手出さないでね?危ないから!」

後部座席にはユーキとレイ。

「わぁ・・・。人いっぱいですね。」

「だな。皆、考えること一緒っていうやつか?」

遠いけれど一番近場の海へ。
高速道路を利用して数時間車を走らせて、ようやくご到着。
混雑した砂浜で程よく空いたスペースを見つけ、海の家で借りたパラソルとビニールシートをスタンバイして設置完了!



要らない紹介?

ユーキはスイムパンツで灰色の迷彩柄なメンズ水着。
ユーヤはトランクスのハイビスカス柄なメンズ水着。
レイはビキニで黒無地の少しセクシーなメンズ水着。
ヒナはロング丈のサーフパンツで紺色のメンズ水着。
+一人だけ白色の紫外線対策された夏用のパーカーを着用していた。

「ヒナ先輩。暑くないですか?」

「赤くなるだけでヒリヒリ痛いから、あまり焼けたくなくて。」

「逆にレイは焼く気満々だよね。もっこり部分がポロってしないようにだけ注意してよ。タイホーされるから。」

「ん。要らん忠告ありがとなユーヤ。」

それぞれの海パン姿を紹介したのは勿論、作者の気まぐれ思考。
せっかくの海回だったのでサービスしてみました。



運転手は早くもお疲れモード

「遠泳したい遠泳!競争しようよレイ!」

「いやいや。遠泳はさすがに出来ないだろ?泳げる範囲決まってるだろうし。」

さっそく海へゴー!したユーヤとレイ。

「じゃあ息止め勝負しよう?それならいいっしょ?」

「よし乗った。負けた方がビール奢りな。」

「おおっ!ビール賭けるとか、さっすがレイ!分かってんじゃん♪」

そんな二人を見てウズウズするユーキだったが、パラソル下から動こうとしないヒナを気にしていた。

「ヒナ先輩も行きましょう?」

「僕は見てるだけでいいかな。ユーキも二人のところに行っておいで。」

「え、でも・・・。」

「久しぶりに運転したからかな?帰りのこと考えたら、泳がない方がいいかなって思えちゃって。」

彼はハッキリと口に出して言わなかったが、すでに行きだけの運転で結構お疲れだったようだ・・・。



ユーキvsユーヤvsレイ

パラソル下でヒナが待機する中、海に入ったユーキにユーヤにレイ。

「お!ユーキもやろ?息止め勝負!」

「ユーキが勝ったら〜・・・。ん、そうだな。かき氷にするか。」

「かき氷ですか!?ボク頑張ります!」

こうして三人で息止め勝負開戦。

「よーいスタート!!」

さぶーんっと一斉に頭まで潜り、自分の限界まで我慢我慢。
さて勝つのは誰かな?



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