彼の名前は森 司(もり つかさ)。 そんな彼を一言で紹介すると、
『腐男子』
である。
「待った待った待ったーーー!ナレーターさん待った!なんだよその紹介!!」
けれどその紹介は何か間違っていたのか。 司が『異議あり!』と、否定してきたのだった。
「なんだよ腐男子って!俺のどこが腐ってるんだよ!?ゲーム好き男子なら認めるけどさーっ!」
そう司本人が仰る通り、彼は『かなり』のゲーム好き。 気になったタイトルは、どんなジャンルでも拒まず買いあさる派。手を出すゲームの守備範囲は幅広く底知らず。 アクション、RPG、アドベンチャー、シミュレーションは勿論。格ゲーにホラー、クイズにボードパーティーゲーム。美少女に泣きゲー。 そして極めつけは、
「男がBLゲームを好んでやったっていいじゃないか!」
「うん。そういうところが腐ってるんだと思うよ。」
「どこが?好きなものを好きだと言って何が悪い!!」
そう。司はBLゲームまでも好んでプレイする腐った男の子なのであった。 腐れ縁で幼馴染みの比路にも呆れられちゃうほどの・・・。
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