「・・・これで、いいんだろ?この手の話は、もうこれで・・・満足してくれ。」
その答えは、ここにいる3人誰もが驚いた。
「えっ。」
だから比路は、余計に気になって。 さらに訊こうとした途端、
「『だった』って、どういうー・・・「ひろピー!!!」
稚空が大きな声を上げてまで、比路のデリカシーが欠けそうになった発言を止める。
「もう大丈夫だから。田邊部長に頼まれていたことを、今も気にして言ったのなら、もう十分だから。そう部長にオレからも言っておくから。」
「アッキー?」
「ー・・・オレたちも今は早く戻ろう。急いで寮長に梅ちゃんを診てもらうために。」
そしてこれ以上、この手の話をしないように。続かせないように。 青ノ葉学園の奥地から学生寮へと、再び戻ってきたのだった。
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