そんな田邊の案に、梅ちゃんは、
「寮長さんがお父さんで、チロ先生がお母さんですか。ボクはいいと思いますよ。よくボクの面倒を見て頂いてますから異論はないです。」
日暮寮長がお父さん、チロ先生がお母さん。 この言葉の意味をそのまま純粋に捉え、ニッコリ笑顔で賛成に頷く。
「うーん・・・。まあ、そういう風に見たい人多いなら別にいいんじゃない?」
司は意味を把握して、理解も追いついてる模様。 個人的にはちょっと微妙な反応だけど、周りに合わせる形で賛成の模様。
「大賛成!やっぱ攻めが寮長で受けがチロ先生ですよね。その2人をそう捉えるなら。」
稚空は裏の意味まで読めたのか。 大いに賛成して公認化を望む。 3人の捉え方は0歩、50歩、100歩と。それぞれ違っていても、賛成一色であることには変わりない。 しかしその色に染まらなかった比路は、
「・・・なんだろう。チロ先生が大変そうにしか思えない。」
理解しているのも怪しいところだが、賛成に頷かなかった。
|