青ノ葉の生徒会会計は2人体制で、今は3年生の鳥越 遼と柘植 紬が勤めている。
「遼、和泉くんから。この書類、頼まれたんだけどお願いできる?」
「あ?・・・って、これなら紬がやった方が早くないか?」
しかしそんな2人の会話の中で気付いたことがひとつ。
「あれ?紬先輩って、遼先輩だけ呼び捨ててるんですね?」
聞いていた久野が、ふとそれを口に。 すると2人は、
「ホントだねー。不思議だねー。」
っと。 紬は余裕綽綽でニコニコと返したが、遼はやれやれで済ませず返答に困って黙ってしまう。 なので紬から遼へ。
「遼。これからは『遼くん』って呼んだ方がいい?」
こっそり耳打ちで案を伝えてきたが、そんなの遼からお断り。
「・・・ざけんな。」
「駄目なんだ。いいの?気づかれたら、お互いに立ち場なくなるけど。」
「それより紬は絶対に。オレ以外、呼び捨てるなよ。」
そんな生徒会会計2人の密なご関係。 いつか表で明かしたあと、裏で深いところまで書きたいと企ててる作者なのでした。
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