今日は平日。学校が普通にある日。 こんなに寝ていたら、遅刻が確定してしまう。 そんな朝の8時を10分過ぎた時、ピピピピピッとアズ部屋に置かれた四つ目の目覚まし時計が鳴り始めた。
「んん・・・、えいちゃんのアラームもう鳴っちゃった。」
すると、なんということでしょう。 ついさっき三つの目覚まし時計が鳴っても起きなかった彼が、その一つの目覚まし時計によってやっと起きたのだ。
「起きなきゃ・・・。」
けど体を起こしてからもノロノロノロノロ。 ベッドから降りる動作。パジャマから制服に着替える動作。学校指定の鞄を持って自室からリビングへ向かう動作。 その間も時間は確実に進んでいるというのに、アズの朝は何から何まで遅い。 スローモーニングにしたって、ノロノロノロノロのんびりすぎる。 ところで余談ですがノロノロをずーっと書いていると、カタカナではなく記号に見えてきませんか?
|