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しかし双子にしても清子にしても行動が早すぎないだろうか。
夜の7時から始まるパーティーの準備に朝10時は先走り過ぎではないか?
その後隔離された部屋にいながらも午前の間に慌ただしく出ていった灰宮家の面々を窓から見ていた。
双子は家を出る時、完璧なスーツ姿で愛のBMWに乗り込んでいた。
舞良は家に独りきりになり、ぼうっと外を見ていた。
今日は行ける筈だったパーティーの日で、予想した通り清子は舞良を行かせる気はなかったようだ。
それどころか監禁したままの舞良に見向きもしなかった。
どんなパーティーなのか、舞良は想像してみた。
パーティーの記憶は小さい頃父、知良に付いて行った物しかなく、曖昧な記憶では今日のパーティーを想像するにはあまり役に立たなかった。
舞良は来ている筈の招待状も見ていないし、パーティーが物凄くフォーマルなのか、それともハロウィンだし仮装する程度にはラフなのかもわからなかった。
仮装するとしたら朱里はどんな格好で来るのだろう。
全く想像出来ないが、可愛いに違いない。
響もきっとお洒落かつユーモアのある格好をしているのだろう。
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CINDERELLA STORY