拓蘭(?)




三国さんたち3年生が、引退した。

季節も巡り、冬の寒さが身に突き刺さる。



この冬が明ければ、俺たちが3年生なわけで。
将来の夢だとか、進路だとかを決めなくちゃならない。



「神童は、もう決めたのか」
「あぁ、まあな」



どこの高校がいいだとか、あの高校はやめた方がいいだとか、そういう話題はよくあった。

だけど、やりたいことも見つけられない俺は、どこの高校も目指せない。





俺が想像した未来で、神童は輝いている。

俺が想像した未来に、俺はいない。


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久しぶりの更新、暗くなっちゃいましたσ(^_^;)
あれれ。
でも、誰にでも悩む時期はありますよね。




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