・W発売直前に発行した小説本の再録となります。(誤字訂正有) ・文庫サイズ250p↑、約10万字の長さの話です。 ・引き続き、カバーイラスト・挿し絵はキツラ様(@kitsurice)より。本当にありがとうございました。 →一番上のタイトルからはカバーイラスト、各ページ本文中リンク(青文字になっています)からは挿し絵に飛べます。 ※作中のクロウの恰好は、キツラさんに副教官としての衣装をデザインしていただいたものとなります。 本文、及びカバー/挿し絵の転載等はご遠慮ください。 (Please do not redistribute without my permission.) 序章【祈り望んでる事はただ、】 一章【繰り返しはしないと決めたから】 二章【君達に言っておきたい事がある】 三章【俺も君もまだ道半ば】 四章【一体誰に似たのだろう】 五章【君が生まれた日】 六章【平穏なる刻、リーヴスの夜】 七章【へし折るためにフラグはある】 八章【願いを彩る為のパレット】 九章【小さくも大きなネガイ】 終章【それははじまりのサイン】 断章【B.Destination-Side.C】 後書き もう、何も見えない。 この暗闇の中じゃ、大事なものすらも。 ――重すぎる引き金を引いた指が、 行き場をなくして、虚しく空を掻く。 心が苦しい。血が流れないのに痛い。 願いも、夢も、希望も……大切なものだって、 すべて掌から零れ落ちてしまった。 何をやっているのだろう。 悔しくても、苦しくても、悲しくても、 寂しくても、恋しくても、声が出ない。 俺は………… ←back |