【閃の軌跡 雑感】二つの軌跡に繋がる物語。
夜中にひっそりとクリアした。話はわかっていたけど、いざ自分でやってみてキャラ達の声色や表情を見るとこう……色々と来るものがあってUクリアした時が今から心配です。
観点別? にざっと感想を。
▼ラストボス ”蒼の騎神・オルディーネ”戦
クリアタイムは43:50:31、最高はリィンのLv63でした。テイルズの平均クリアタイム、レベルとだいたい同じぐらい。これでもだいぶ駆け足プレイだったのでおそらく取り逃しているものの量が半端ないと思う。ノートとかまったく埋まってないし、あまりにもったいないのでじっくりやるよ2周目は。
最後の最後でスーパーロボット大戦開幕。騎神戦は見ててテンション上がるのでUの方でも時々あると嬉しいな! 殴った時のガッコン、って鈍い音が堪らんです。この世界にロボットって単語はないのかな? みんな人形人形言うから……ヴァリマールとオルディーネのデフォルメされたころっとぬいぐるみください!
こっちが崩された時に挿入されるクロウとオルディーネのカットイン、なんだかクロウの方は目元が険しいような気がするんだけど気のせい? 一応スクショは撮ったから見比べてたけどそんな気が。敵対したから前のような不敵なやつじゃなくて、って理由なのか、それとも。
クロウ「俺の本分は《C》ーー学院生クロウ・アームブラストはただの”フェイク”さ」
リィン「ッーーふざけるなッ! 俺たちと一緒に過ごした時間も! トワ会長やアンゼリカ先輩、ジョルジュ先輩との関係も! ぜんぶ偽物だって言うのかよ!?
あの学院祭のステージもーー嘘だったって本気で言うのかよ!」
クロウ「それは……
ああーーその通りだ」
最後のクロウの表情の移り変わりを見てVITA落っことしかけた。オマエってやつは……。「それは……」でちょっと動揺したような顔→目を閉じる→「ああーーその通りだ」であのしょっちゅう見せていたジト目、だけど自分に嘘ついてるようにしか見えなかったよ……。フェイクをフェイクと思う気持ちがフェイクなんじゃあないか、とか、とにかく色々考えちゃってただひたすらに辛かった。「まあ予想以上に楽しんじまって、失った青春を謳歌しちまったが……」ってのからしてもね。
だからオズボーン狙撃後、トリスタに来たんだなあって……まあ本人も言ってたけど。ケジメ云々って。リィンに対してそう言うことで、クロウ自身も踏ん切りをつけたというか、双刃剣振るう覚悟を固めたのかな。
クロウ「……最後に一つだけ忠告しておいてやろう。お前がまだオレを”大事な悪友”だとか思っていやがるなら……それは今ーーーーこの場で捨てることだ」
クロウの一人称は”オレ”と”俺”で使い分けられてる、って見かけてからずっとそれを気にかけてセリフを見ていたんだけど、なるほどここで”オレ”と来たか。後夜祭でクロウ選んでたら増えるのかなこの部分。
オルディーネ戦はなんとなく勘で攻撃してたらとりあえず勝てた。「おらよっ!」とか、いつも隣や後ろから聞こえていた戦闘ボイスが敵側から聞こえるこの切なさ。ここのBGM”The Decisive Collision”も合わさってか、勝っても勝った気がしなくて(確かに勝ってはいないけど)一旦溜め息。うん重症だ。裏切る、というかこういった形で敵対するようなキャラを好きになるのが初めてだから余計に辛い……。
奥の手を出したオルディーネにぶっ飛ばされて倒れるヴァリマールを守るように、オルディーネに立ち向かうZ組の面々。「貴方をここから逃がそうって」ってアリサの言葉にハートブレイク。この後のみんなのセリフがどう見ても死亡フラグですUでほんとに生きててよかった。エンドロールの途中で出てくるみんなの立ち絵がモノクロだから「おい遺影やめろ」ってなってたし。(…………約一名冗談にならんかったけど)
後夜祭、クロウ以外を選んでいたらこっちも追加演出あったのかな? アリサとマキアスとフィーが選べる状態だったから、時間ある時に後夜祭からやり直そうかな。
これ以上の損傷は危険だと、離脱を提案するヴァリマール。セリーヌの指示で飛び去るその中の「やめろ、やめてくれええええッ!」ってリィンの叫びが悲痛すぎてこっちまで叫びたくなるレベル。自分よりも他人を優先しがちなリィンにとって、大切な仲間達が危ない状況にあるのに自分だけが離脱して逃がされた、ってのは死ぬよりも辛いことだと思う。
Uは実はもう事前に買ってあって、気になる事があったから数時間だけ進めてあるんだけど、こんな別れ方しちゃ抱き付くのも無理ないな……って。大丈夫だって信じたいけど、捕まってるかもしれないし、どこでどんな目に遭ってるのか見当もつかないし……U開始時のリィンの心情を改めて実感。
どうしようかな、データ引き継いで最初からやろうかな。「来い、《灰の騎神》ヴァリマール!」のところがめちゃくちゃ燃えたし格好よかったからもっかい見たい。
……Twitterでも言ったけど、ほんと、手元にUある状態でクリア出来てよかったなあ…………と。
▼戦闘
ターン制。システムはFF10に近い気がする。遅延やクロノ〜系のアーツ駆使して行動しまくるの楽しい!
敵がアーツ駆動したらすかさず解除のクラフトぶち込むか範囲外に逃げればいいから、あんまり相手からアーツを食らった記憶がないw 難易度イージーだからんなこと言ってられるのかもしれないけど。ナイトメアの世界とか想像つかない。
ラスダン、という認識な巨イナル影ノ領域はリィン、クロウ、エマ、ラウラで進んだけど、魔法系の後衛キャラも場合によっては通常攻撃が強いしクオーツ次第で誰使っても無難に戦えるのがありがたい。加入時からずっとクロウは外さなかったけど。
個人的にだけど、体力が尽きたら地面にぱったりと倒れるんじゃなくて膝をつくのが好き。なんか好き。(語彙不足)限界だ、でもまだ頑張れば立ち上がれそうな感じというか。戦闘不能=死、ではないのがね。
リィンの太刀がいい感じだなあ、って思ったり。何度「燃え盛れ、滅ッ!」したことか。にしても黒髪で力解放すると白髪というか銀髪になって目の色変わって、太刀使いで、名前が”リィン”……エクシリアやった人にはちょっとびびっと来るんじゃないかな。まったく関係のない作品だけど!w
初心者でも取っ付きやすい、上級者は戦略性で楽しめる、そんな印象。じっくり行動考えられるのがターン制のいいところだけど、位置取りも結構重要だし。先述した遅延や(味方だとディレイ)も考慮して戦闘を切り抜けるのが面白かった。縛りプレイの手応えありそうだなぁ……やらないけど(……)。
▼BGM
前々からファルコムの楽曲はゲーム音楽集等で聴いていたし「どれもこれもカッコイイ曲だな〜好みだし!」って思ってたから元々期待はしていたけど、思ってた以上に良い曲ばかりで立ち止まっては聴き入ったりしてた。サントラ欲しくなる。手配魔獣戦、ガレリア要塞急襲時等、実技テストでクラスメイトとの戦闘時、の曲が特に好き。章ラストのボス戦の曲も壮大でいい感じ。戦闘曲好きな私にとっては堪らない曲ばっかだったよ!
まだゲームでは聴けてないけど、Uの”Blue Destination”もすごく好き。今作ラストの曲のアレンジなんだよね。
街道や街の曲も聴いていて落ち着くというかどこか優雅さを感じるというか。エレボニアが帝国だからかな? 戦闘曲もバイオリンの旋律がそんな印象を与えてくる。
ゲームにおいては(4割くらいは)BGMを重視しているから、その点でも満足だった。空の軌跡とかの曲を聴く日もいずれ来るだろうし期待しとこう。
▼ラストで全部掻っ攫っていった先輩のこと
さんざんクロウのことについて書いてるのにまだ書くのかオマエ、って思ったそこのアナタは正しいです。でも書き足りないんです。それほど彼に陥落しました。なんなのこの先輩。
考察やらなんやらはUを終わらせた時にまとめて書くけどね! なので簡潔に。
「ま、せいぜい肩の力を抜くんだな」
「ケチ」
「加勢するぜ、後輩ッ!」
「ハハ……オレもかよ」
「よっ、我らがリーダー!」
「悪ぃ悪ぃ。ベンチが埋まっててよ〜。つーかトワもメシまだなんじゃねーか? いいから食って来いって。俺が会長代行をしててやっからよ〜」
「ったく、甘ったれめ。わーった、そのうちにな」
「いいか……くれぐれもダチは大事にしとけ。ダチってのは、学院生活において一番大切な財産みたいなもんだ。今後卒業して、離れ離れになってもそいつは絶対に裏切らねえ。そんなヤツを一人でいいから、しっかりと見つけることだな」
器用に見せかけた不器用な先輩。どこまでも優しいんだけど物事に対する優先順位ははっきりしているというか、時に非情な判断をすることもある。同志と仲間、どっちにも支えられてるクロウ。
こりゃもうクロウはみんなに一発ずつ殴ってもらった後に痛くなるほど抱き締められておかえり言われてしまえ。もみくちゃにされて頭ぐしゃぐしゃで困ったように笑っちまえ。フェイクなんかじゃあなかったって認めて以下略。
よし、グリンウッド浄化しながらクロウを取り戻す旅に出る。(※セプト=アーカイブ)
…………わかってるけど!
2015/01/15 14:33
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