ーー目覚めた時、ボクには何も無かった。

実験体、成功者2号・シュタイン。

生前の記憶と呼べるモノは何も無かった。
今まで住んでいた場所、肉親、自分の名前すら思い出せない。
機材だらけの圧迫した空間は血生臭く、目の前には謎の布切れが浮かんでいた。

何かを喋べる布切れを他所に、状況を把握すべく辺りを見回すと、機材の隙間から一枚の写真が見えた。
布切れを被った人間と、──女の子。

その瞬間、彼女はボクの全てになった。

…と言う感じで、ミーラ好き過ぎて病んでる系・ハロウィン仲間のフランケンシュタイン担当の人です＼(^o^)／
2015年の初夏に文だけ作ってほったらかしていたものに少し時間が出来たのでラフ絵付け。
いつか詳細も描ける日がくると良いのですが…