恋愛英語 | ナノ


I'm dying to see you



耳の傍には腕時計。おかげで秒針のリズムが自棄に五月蝿く耳に付いた。きっとテンポが鼓動に似ているからだ。きっとそうだ。クラルは頭の片隅で納得して、でも、体は動かせずに居た。
自分は今どう言う状態に陥っているのか。お願い。誰か説明して。男の体温とオーデコロンの香り、そして、汗ばむ力強さの中でクラルは思った。背骨がきしきし言っている。顔が絶対赤らんでいる。お願い、誰か、説明して。




"君に会いたくて堪らない"
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