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「はい!ネタバレいきます!」
「突然だな」
「気の向くままにやるのがここのポリシーです。では、クラヴィエ兄弟のキャラ設定から暴露!」
「かかってこい」
「@キャラ作ってた初期段階、ルカとフェオドールはいなかった」
「マジかよ!俺達いなかったの!?」
「……」
「一番最初に作ったキャラはレオって子」
「誰…?」
「本編でちょこっと登場した男の子だよ。軍学校の生徒。青い髪にフードをかぶった恥ずかしがり屋さん」
「あ!私、会いました!」
「そう、その子。本当ならクラヴィエ兄弟の一員になるはずだったわけですよ。ちなみに初期設定では白魔、静理、カロン、アルト、レオ、オーレリアンが兄弟だった」
「マジで俺とフェオいないし…」
「ん?アルト?」
「カロンのアイドル仲間、アルトも実は兄弟設定でした。大好きな小鳥ちゃんを拷問しながら愛してる言わせる予定だった。真面目に」
「うっわ…えぐい」
「でも、なんでレオさんとアルトさんは無しになったんですか?」
「んー…。ビジュアルが全く似てなかったからかな。仮にも兄弟なのに、レオとアルトって外見に共通点なさすぎ」
「……だから金髪キャラを増やしたのか」
「フェオ正解!オーレリアンに合わせてフェオドールを投入したわけですよ」
「俺は!?」
「ルカは最後の最後まで私の脳内にいなかったよ。でもね、フェオをヒーローにしてストーリー考えてたらなーんか上手くいかなくなってきてさ、急遽君を作ったのだ!」
「おまけみたいな扱いだなおい」
「ルカ作ったからフェオドール消そうと思ってたんだけど、消したら消したでスッキリしなかったんだよね。だから六人に…。本当は五人くらいが丁度良かったんだけど」
「本当、多すぎて騒がしいよね」
「ねー。会話の書き分け大変なんだから」
「ああ、だから小鳥ちゃんの呼び方が全員違うのか」
「そう!A小鳥ちゃんに対するあだ名は苦肉の策だった!」
「それ、暴露話に入るのか?」
「入る!苦労した!キャラの一人称と同じくらい大事なところ!」
「白魔のプリマドンナっておかしいだろ。なんでああなったわけ?」
「白魔がオペラ好き設定だからってのもあるけど…。実は白魔を考えていた時に“プリマドンナは君さ〜!”的な歌詞の曲を聴いてましてですね」
「その場の思いつきか…」
「いいじゃんか!言われてみたいよプリマドンナ!」
「え…?そう、ですか…?」
「ハッ、気障っぽい。メスブタで十分だし」
「それだよオーレリアン!君のメスブタ発言が一番ヤキモキした!」
「メスネコって候補もあったんだろ?」
「うん。猫の方が可愛いかなって。けど家畜だからね。猫だとちょっと違うかなーと考え直した結果です。ちなみに私はカロンの小動物呼びが一番お気に入り」
「悪趣味」
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