書籍紹介企画【第一回】
一番初めに読んだ小説
龍と魔法使い
著/榎木洋子
紹介/黒曜石翡翠

あらすじ・紹介文

 フウキ国の七賢人である魔法使いタギ。彼は魔物に襲われた龍の卵を守ったことから生まれてくる子供の名付け親になった。名付け親タギと、名づけられた竜の子どもシェイラギーニがフウキ国を出奔し、自由な旅に出る物語。
本編;全10巻
龍の娘編:全3巻
外伝:全2巻

本にまつわるエピソード

 榎木洋子先生の作品群に守龍世界シリーズというものがあります。リダーロイスシリーズ、龍と魔法使いシリーズ、緑のアルダシリーズなどの作品で、相互に同じキャラクターが登場する場合があるものです。何と全部で52巻!
 私がこの作品群に出会ったのは、小学3年生の時でした。当時の担任が国語の先生で読書を推奨しており、図書館に行きたい、と親にねだって市立図書館へと出向いた際、児童書文庫本のコーナーにこれらの本がありました。背表紙に書かれた龍と魔法使いという題名に惹かれ読み始め、かっこいい魔法と、空を飛ぶ美しい龍たちにすっかりとりこになった覚えがあります。私が読書にはまったのも、ファンタジーが好きになったのも、すべては、主人公のタギとシェイラのおかげでしょう。
 ちなみに、いくつかの作品はすでに絶版となっており、集めるときに涙目になっていた覚えがあります。中学卒業までは酸素のように活字本を欲しておりました。今やすっかりネット小説の虜です。

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -