黒曜石翡翠と灯火野の座談会(4/6)

こちら側が灯火野です。

こちら側が翡翠です。

20XX/XX/XX(X曜日)

目が覚めるような事を言い残して灯火野くんは目を覚ます(物理)

水鳥の発つこの場所に刻まれた君の足跡道の始まり

水鳥の発つこの場所に刻まれた君の足跡道の始まり
これよかったねーーーー

なぜ水鳥なのか思い出せない

原案「紅の 色広がりて 君の前 真白な道に 刻む足跡」

全却下食らったか・・・

全却下:
歌の原案の原形をとどめていない時は大方灯火野が文句をつけるせい。

刻まれた足跡だけかすかに生き残っておるぞ…!

鬼ー

ねばってねばって突然出てきた「水鳥の 発つこの場所に 刻まれた 君の初めの 心覚えて」

なぜ水鳥なんだ

当時の翡翠に聞かないと分からんな

くっそ思い出せん

水鳥で発つをひっぱってきてる、って言ってるよ

通話に応答がありませんでした。

不在着信

間違って電話かけたすまん

間違って電話かけた:
灯火野は基本ドジ。

www

ゆびすべり

まったく。

枕詞なのか。

そのような発言ですなあ

きっと調べまくってる。

発つを持ってきたかったので水鳥にしたんだよー

だと

なるほど。

妖精の方のヒスイはできるだけ枕詞とか使うようにしてるしな

テクニシャンなのな

過去のSkype、途中で通話になっててlog残ってねえ

log残ってねえ:
文字の入力を面倒くさがった翡翠が通話に切り替えた(灯火野はテキストメッセージで続行した)ので、会話の記録がここから灯火野側しか残っていなかった。

は?

ああ、そういうことね

んじゃ次の歌は「雪の中そっと芽を出す桃色がふわり香った春は隣に」
原案は「前を向く 顔をくすぐる 花の香は 知らないうちに 春を告げてる」

これは梅の花ですね

ほうほう
花といえば梅か桜かってのは、時代が違うんだっけ?

まあ、僕の短歌の根底にある意識が基本百人一首なんで、花といえば梅。

いつの間にか花は桜になってますが

なるほど

まあ、最初は梅のつもりだったんだろうが、桃って言ってるから途中で桜に切り替えた?

梅だったら紅って書くと思うし

桜も香るけどね

まあね

桃色だと確かに桜だ

そこは現代風になった気がする。

前向きって難しいよね

前向き駐車は確かに難しい

バック一発の俺には関係ないな

車に乗らないからそんなこと語る資格私にはなかった

紙め

紙め:
翡翠はばりばりドライバーだが、灯火野はばりばりのペーパードライバー。

ぐうう

さて、そんな話は置いておいて

前向きは確かに難しいね、
というか、前向きになる事よりも遥かに後ろ向きになる方が簡単だからな

日本人的にな

まあ、時期的には3月末な気がするので、桜も梅も咲いてなくて、雪が舞っているのを錯覚してみてる気もするが

冬の中に春を見つけたような描写になってればいいかなって思ったりしてはいるんだがね

まあ、灯火野君に活力が戻ったようでよかった

スランプの中から言葉を見つけるようにね

二人揃ってのスランプに運命を感じる

なんでそうしたんだろうねえ←著者

おい著者

緋穂さん登場させたかったんやもん…

そして、なんといってもこの物語の主題が水鳥の句なんですね

個人的には「みずどり」ではなく「みなどり」と呼んでほしいところです

ほー、なんか違うんかね

語感が

水鳥の歌を最後に持ってきた事で全体の締まりが良くなったような気がする。妥協しなくてよかったな

あと、イメージですが、水源に残った波紋のような

せやね

それが物事の始まりだった事に後から気付く事って実は結構あると思うのね

水紋を見て、そこに水鳥がいた事に気付くみたいに

まあ、いつも言っていることですが、読み手が10人いたら、その句は10通りの読み方があるので。

灯火野くん達にとって、サークルという存在の大きさと大切さに気づけた回かな

書くことの大事さとか、難しさとかにもね。今までただ筆を滑らせてた状態から変わっていく感じ

あの四人が新入生に向けてどんな作品書いたのか、著者としても気になるところではあるが…

そこはスピンオフで頼みますよ先生

歌人の二人はそちらに任せるとして、二人分の小説をかき分けるのしんどい()

そうか私も書かなきゃになるのか。

じゃあいいや

お、おう…

さて、最新作だな

最新作だな:
ここから最新作「今様歌物語~ここにいたい~」の解説に入る。

長かったねえ()

驚いたよ。最初前後編に分けていい?っていわれて、ふたを開けてみたら、前中後って・・・

新学期は長くなると相場は決まっているのだよ(~忘れられない~も地味に長い)

いやいや、それにしても長いから

最初は速水くんがなんだかんだ言う前編と、説得して入部にこぎ着ける後編だけの予定だったんだけどね

いつの間に増えたし

~忘れられない~を読み返してたら、入部当初は陽瑞がサークルに顔を出してない描写を発見してね? それについてなんにも触れてなければなんにも考えてなかった事に気づいてしまったんですよ

解決せねば、と

そこで生まれた中編

まあ、歌人って外に出てなにかを感じなきゃかけないからなぁ

自己紹介のせいで最初サークルが怖くなってしまったと言う事にして
緋穂の「結局歌は少数派なのよ!」という言葉も思い出しつつ

~願いを込めて~では「ハルキさんと陽瑞さんは、前々から交流を深めていたらしい」と書いておいたしな。都合が良かった

まあ色々ひびのくんが預かり知らぬところで事態は進んでいるのだよ

ひびのくん:
著者の灯火野と登場人物の灯火野智哉を言い分けるためのひらがな表記。PNの由来がこの作品とはいえ面倒でごめんね☆

そもそもハルキさんを登場させたのは、サークルに歌人が陽瑞一人じゃ淋しいだろうと思ってのことだったので、「君の気持ちの居場所がここに無いというのなら、その時が来るまでは僕がその居場所になるよ。君がどんな歌を詠むか、僕はその場所で聞いていたい」っていうハルキ先輩の言葉は著者としての私の本心だったとも言えよう

ま、今回灯火野視点じゃないのはそういうところも書きたかったからです

まあ人口が圧倒的に少ないからな、こっち側

そ。貴重なのよ歌人は

この話(に出てくる)最初の句は「震う指触れし扉のその先は君が歩いた途への思い」かな?

超訳すれば「文芸部にいらっしゃーい!

いや、(冒頭)四行目の「うららかな光に包まれ見る闇はまどろみの夢雲のゆりかご」だ

おっつ・・・

しょっぱーな

灯火野君理系っていう

ひびのくん法学部です

そうだ、この回から登場人物の学部がなんとなく決まったんだよね

陽瑞さんは史学部だよ

実際の人物(とのギャップ)wっていう

まあ、それはいい ふわふわとした気持ちいい感じの句だよね

実際二人とも理系ワロス
そうだね、それでいて光と闇のコントラストが効いてて

実際あれやこれやと相談しながら歌を作って掲載してるけど、(設定では)それを瞬時に作っちゃうんだから陽瑞すごい

実際の翡翠さんもあれやこれやと言ってるうちにポンッと歌を出してくるからやっぱりすごいんだけどね

ボーとしてる時のほうが

歌いやすいということがある。

さて、時間も時間だし次行こうか

震う指触れし扉のその先は君が歩いた途への思い

今度こそこれだね

はーい

せやね、自己紹介で歌った歌

いらっしゃーいなかんじの

原案「月光を 反射し光る 厚い本 並ぶ書棚に たたずむ灯火野」
原案がひどすぎる

自己紹介でこれはないよ!笑

何を紹介してんだよ!笑

だって、灯火野したかったんだもの。ヒスイの原点ってそこだとおもってるし

ぐぬぬ…

でしょ?

いや、陽瑞の原点はもっと前にあるはず…!

ちなみに翡翠を原点まで振り返ると小学校4年生になります

小4とか本読んでたかどうかさえ怪しい

まあ、いい。速水君の謎の行動が明らかに謎になっていくんだな。この後。

そう、さっさと進まないと灯火野さんがおねむになるのだ

さて、次の句は・・・中編まで飛ぶのか?

んだね
速水くんにこう言わせたはいいがどういう締めにするかにすごく悩んで結局半年近くかかった

温和な灯火野を怒らせたことにたいする解決も欲しかったしね

冬明けて君に出会いしこの春の風が吹き込み鴇色が散る

さて、中編開けてこの句が真っ先だな

懐かしいね!

~忘れられない~の自己紹介のときの歌ですよ

鴇色でもめた記憶がある

それは私が読めなかっただけw

〇〇県民として恥ずかしい

朱鷺しか知らないです

鴇、朱鷺:
どちらも「とき」と読みます。二人の出身県の鳥です。

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