「へへっ観念しな、董卓さんよ」
「わー朱然が悪役っぽい!」
「ほっとけよ!」
「くっ…くそぉお!!貴様ら!」


董卓には朱然の刃が突きつけられていて、華雄ってひとはジャックランタンが抑えている。ここから挽回なんて、難しいでしょ?――そう思ってたんだけど。


「どけぇっ!!」
「うわっ!?野郎まだ力残ってたのか……って」
「華雄撤退だ!覚えておれ特に男のほう!わしの恨みをかうとは馬鹿なやつらめ!!」


捨て台詞を吐いてさっさと撤退されました。あ、華雄さんも逃がしちゃった…まあいいか。セリフが小物っぽい奴は、結局雑魚だもの。
はあ、と朱然を顔を見合わせて。どちらからともなく噴き出した。だ、だって!
ふたりで笑ってると遠くで上がる歓声、ああせいちゃんたちが勝ったみたい。これでこの戦はぼくたちの勝利みたいだ。


「みんなのところに行こっかあ」
「そーだな。董卓は逃がしたけど、明智親子は助け出したし十分だろ」
「いまりっくんがここにいたら甘いですよ!って火つけられてたかもね」
「うわっ勘弁!」


ぼくはツキヒを、朱然は馬を黒い馬を呼んでふたりで本陣に駆け出した。えへへ、あのお猿に聞きたいことあるんだけど聞けるかな?









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