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 ねっとりと独特の匂いをした精液が口の中に飛び込んで来た。
可愛い顔をした吉野だが、やっぱり同じ男なんだなぁと改めて感じる。

「ゴチソーサマ」
「飲…!?もうやだっ変態!痴漢!」
「あはは、ごもっとも」

 スカートから出て顔を窺うと、目に涙を溜め、耳まで赤く染めながら、じとっとこちらを睨んでいた。

(あぁ…、この顔堪んない)

 恥ずかしくて泣きそうなのと、怒ってるのと、イッた後で恍惚としてるのと全部混ざったエロイ顔。

「そんな可愛い顔するなよー」
「だっ誰が!…う、わあぁっ!?」

 腰をベンチの前方にぐっと引き寄せ、股を大きくM字に開かせた。
白いフリルがついた下着を横にずらしてやると、アナルがひくついているのが見える。

「ちょっ、見られたら…って、それ何?」

 吉野は、俺がポケットから取り出した小さなパックを訝しげに見つめる。

「ん、これ?小袋入りの携帯ローション」
「な、何でそんな物持ってんだよっ」
「何でって、いつでもどこでも出来るように…あ、ゴムも常備してるよ」
「そんなの常備すんなっ!」
「あぁ、ごめん。吉野ナマの方が好…」
「違ーうっ!!」

 吉野ってホント、からかいがいがある。
可愛くてしょうがない。

「冷たいけど我慢してね」
「や、やだっ…や、あぁっ!」

 ローションを入口に塗り付けていくと、アナルがキュッと収縮する。
怖がってるみたいで可愛い。萌える!!

「吉野、俺の指好きでしょ?ほら、美味しそうに銜えてる」
「違っやぁんッ」

 ローションのお陰もあってナカはすでにトロトロ。
吉野は元々感じやすい身体なんだろうな。

「半沢ぁっ指…っあぁんッ」
「吉野、声…抑えなくていいの?」
「!!」

 ここが外だと言うことを完全に失念していたようで、慌てて周囲を窺い、両手で口を塞いだ。

「ふっ、くぅ…んんっ」

 奔放に喘ぐ吉野も可愛いけど、声を必死に我慢する姿もかなりクる。
何か無理矢理にでも喘がせたくなる。

「吉野、俺の挿れるよ」
「ん!?んんっんん――!」

(「え!?だめっだめ――!」ってとこか)

「吉野が欲しいんだよ。俺、吉野以外何も望まないから…ね、お願い?」
「……」

 プイッと横を向くと、ゆっくり小さく、本当に小さく頷いた。
 

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