愛し的、バレンタイン

2010年のバレンタイン夢です!
連載【愛しの夢の旅】の本編より未来のお話・・・かな?
とりあえず、ヒロインちゃんもお友達も相手との関係が進んでるって事で一つヨロシクお願いします(;゚∇゚)(おいおい・・・)





「・・・・・リオさん、それはいくらなんでも酷いんじゃないでしょーか?」





「は?何がだよ?」





「えー・・・・

バレンタインチョコに『無能』って大きく書こうとしてるとことか?」





「・・・・・あのなぁ、マイが作ってやれって言うからうちはわざわざ作ってやってるんだぞ?」





「あれ?何か私責められてる?!

バレンタインに彼氏にチョコ準備しましょーって誘って何が悪いの?!」





「じゃあうちだって、バレンタインチョコに『無能』って書こうとして何が悪い?

分かり易くていいだろ?」





「・・・・・・まぁ、確かに分かり易いね」





「だろ?

エドで言う『鋼』みたいなもんだって」





「えーーー?

なら大佐は『焔』じゃないの?」





「あのなー、今年のバレンタインは雨!

イコール『無能』!!!」





「・・・・・うん、もう私何も言わない」





「何だよ別にいいだろー?

どーせうちのチョコなんてんな美味くねーんだし」





「えっ?そんな事ないよー。

前より凄く上達してると思うよ?」





「前ってあれか?

兄貴にやろうとして焦がしたチョコのこと言ってるのか?」





「・・・・・あれはレンジにかけ過ぎたのが悪かったんだよ」





「・・・・・すげー焦げ臭かったもんな」








「ん〜〜〜〜・・・・・

あっ!そんなにチョコあげるの嫌ならあれは?」





「・・・あれって何だ?」





「あれだよあれ!

ほらっ、リボン巻いて『私を食べてね』みたいな」





「却下」





「えー何でー?」





「当たり前だ。

誰がんな事するか!」





「・・・たまには素直になればいいのに〜」





「うちはいつでも素直だ。

あいつが調子に乗るような事は死んでもしたくねぇ・・・」





「・・・リオの愛ってちょっと斜めだよね」





「ハッキリ言っていいぞー、歪んでるって」





「いやそこまではさすがに言わないけど」





「・・・つーかマイは冗談でもするなよ?」





「ん?何を?」





「さっきのリボン巻いて〜のやつ」





「あぁ、あれ?

やらないけど・・・・何で?」





「次の日ぜってー立てなくなりそーだから。

そもそもあいつ独占欲強過ぎじゃね?

・・・こーいう本人に見えねー所にわざわざ跡付けるとかさぁ」





「えぇっ?!嘘?!付いてるの?!」





「そりゃもーバッチリと」





「うぅ・・・・・

そっそー言えば私はリオがキスマーク付けてるの見たこと無い」





「あれじゃね?

躾の差じゃね?」





「躾って・・・」





「見える所に付けたら次は無いって言やーいいんだよ」





「・・・言ったの?」





「付けようとしてるの分かったからベッドから蹴り落としてな」





「・・・・・私、なんかちょっと大佐が可哀想になってきた」





「はぁっ?!何でだよ?」





「だって・・・・ねぇ?」





「つーか見える所に付けられるのって腹立たねぇ?

わざわざ周りに見せつけねーと心配なのかって話だよ」





「あーーーなるほどね〜。

つまりー、リオは大佐に信用してほしいわけだぁ」





「はぁっ?!

なっ何でそうなるんだよ?!」





「えぇ〜今のは絶対そういう意味だってー。

やーん、リオってばかーわいーーー」





「っ、んな事言ってねーだろ!!!」






















「・・・・・・・」





「・・・・・・・」





「・・・どーするよ大佐。

これじゃ入るに入れねーぞ」





「いやいや、どうしたものか」





「・・・あのよ、そのニヤケ面どーにかなんねーのか?」





「無理だな」





「あぁそーかよ・・・」



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