掲げられた栄光への道すがら、あの頃の花殻を拾い集めていけば君の笑顔が戻ると固く信じて疑わなかった。理由を問われたならば、ただ「もう一度」が欲しかったのだ。何度目かの失望が過る、あの日のわたしたちは何処から道から転げ落ちていったのだろう。

「栄光の花冠を君に見せてあげよう」

革命に黙殺された赦しの声
とこしえを慰めるなら唇で
紺碧を引き裂き純白を彩る
弾けた笑顔はまほろばの夢
約束されたのは狂気の傷跡
さようならと口火をきった
しあわせは誰の盤上で踊る
運命よと愛でた唇は朽ちて
断罪の十字架を炎に刻んで
そして君の為に花と散ろう

痛みの区別さえつかなくなって、溺れていく明日さえ君となら愛していける。

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