「ユウ!メタモンやってくれよぃ!」
『ぬぁ?メタモンけぇ?』

「なんスか、メタモンって」
「ユウの技だぜ、ブン太の奴気に入ったらしくてな」
「俺のイリュージョンの未完成版じゃ」

「ふーん。それ、やってみてくださいよ!」

『じゃ、誰が良い?』

「え…?人指定とか出来るんスか…」
「はいはーい!大阪弁の柳!」

『よし、行くよ?
……負けはあきまへんな。』

「ギャハハハハハッ!」
「わ!丸井先輩うっさ!」
「だけどそっくりだろぃ?」
「そうッスね…声色そっくりッス」
「ユウ、腕上げたのぅ」

「っと…柳生の奴はいねぇな。よっし、次沖縄弁の柳生!」

『欲しがるねぇ、じゃこー。
……気ぬ毒やいびーんが、クリが勝負とあびるもぬ』


「ぶは!紳士崩壊じゃないッスか!」
「崩壊だな」
「崩壊ッス」

「じゃったらユウ、英語堪能な赤也なんてどうじゃ?」

『はい、次リクエストある人ー?』

「おまん聞こえんフリしたじゃろ」
『だって英語苦手だもん。』

「んー…じゃあ次はねぇ…あ!こーゆーの出来るか?
例えば、もしも真田が跡部だったら、的な!」

『まかせろっ!
―俺様の美技に酔わんとは、たるんどる!』

「ぎゃーっ!なんだよ、お前いつの時代なんだよ!」
「もはや真田なのか跡部なのか」
「声が跡部っちゅーのが違和感ぜよ」
「先輩すごいッス!」

「ほいじゃ次は―幸村で河村!」
『真田、苦労をかけるぜバァァァァニィィングッ!!』

「ギャハハハ!やべ、ツボった。絶対体弱くねぇだろぃ」
「っぷ…ブンちゃん、やっちゃアカン組み合わせぜよ、ククク」
「仁王先輩だって笑ってるじゃないッスか!アハハッ」

「おい、お前等なんかやべぇぞ」

「うっせぇ、ジャッカル。」
「黙っときんしゃい」
「早く!次なんかやってくださいよ」

『じゃあ、幸村が赤也だったら!
「紅く染め上げてあげようか?

……え?』


「や…やだな、ユウ先輩」
「…それだけ冷気纏いすぎだろぃ。」
「オーラまで完璧ぜよ…っ」

「や、だからお前等…」

「何してるのかな?部活前に」


『………っし、解散!!』
「お疲れ」
「っしたー」
「さて、練習するかのぅ」


「待ちなよ、4人とも」

「なんでジャッカルが入ってないんだよぃ!」
「そうッスよ!」

「誰も君等4人なんて言わなかったけど?」

「う…」


「誰がバーニングだって?え、何、死にたいの?」
『う…さーせんっした…』

「そっか、走って来たいんだね」

「行くぜよ…っ」
「あ!仁王先輩ずりぃ!」
「待てよぃ!」
『おいてかないでーっ!」


「はぁ…困った子達だ。」

「アハハ…」

「ジャッカル」
「はい?」


「後でじっくり真田に鉄拳食らうといいよ」
「俺だけかよっ!!」



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やっぱり可愛そうなジャッカル
だけど愛されるジャッカル
オチに使える君が好きだよ←



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