『なんかさ、立海って置いてかれてるよね…』
「どういうことかな?ユウ」
『ちょ、そんな怖い顔して笑うなよ』
「ユウが悪いんじゃない?」

「どういうことですか?ユウ君」

『うん。知ってる?この前青学、氷帝、四天宝寺、比嘉、六角で焼肉大食い大会やったらしいよ〜』

「なんだと!」
『真田、僕等仲間外れにされたんだよ』


「青学、氷帝は分かろう。何故大阪の四天宝寺と沖縄の比嘉、そして六角が居るのだ!」


『それはさ、諸説あるんだけど、六角があんま出番ないってこととか
六角だけイケメン少ないってとことか、ただ単に作者がむしゃくしゃして―』
「六角ファンに叩かれる前に謝罪しんしゃい」

『すいませんでした。でも一応言っとくね。"ウィキペディア参照"!!』

「キリッと言ったッスね、先輩」

『そして六角大好きなことも忘れないでくれ
無駄に男前が好きなんだ。無駄様ぁぁぁっ』

「そんな六角よりも出なかった立海に問題があると?言いたいんだな」
『だおだおー、柳ぃっ』


「確かに、我々立海はギャグに使われにくいですね」
「王者たるもの、そのくらいの威厳は当然のことだ」
「だけどよー真田。人気無くなったら元も子もないぜぃ?」
「ファンあっての俺等だからな」
「ちょっと手塚に勝ったくらいで調子乗らないでよ」
「少しバレンタインにチョコを多く貰うくらいで調子乗るんじゃない。」

『うは、三強分裂の危機』


「でもどうするんじゃ?ユウ」
『んー?だからね?呼んできちゃった』
「は?」

『ほら、もう来たよ』


「アァ〜ン、お前等、出迎えとか気が利くんじゃねぇか」
「ちーッス。ユウ先輩」
『りょまぁぁぁっ!』
「おぉ、いっぱい揃ってるやんかー!ユウーっ!」
『金ちゃんおはよー!』


「待て、ユウ」
『んぁ?ないじゃい?ジャッカル』
「今作者がひーひー言ってるぞ」
『え、だってあの子が変わったのやりたいって…』
「予想外に学校集めすぎだ。と作者は言いたがっている」
『柳使って私情挟むんじゃねぇよっ!』
「黙れユウ、さもなくば出番無くしてもいいんだぞ。と言っている」
『んだとっ!……さーせん』


「あ〜ん!ユウちゃんお久しぶりっ」
『小春ちゃぁぁぁん!』

ぎゅむ〜


「浮気か!小春!死なすど!」
「浮気とはええ度胸やのぅ、ユウ」


「…幸村、どうするんだ」
「そうだね…予想以上の人にびっくりしているよ」


『えー。比嘉来れないのぉ!?甲斐君会いたかったぁ!』


「……精市、ユウを止めないとテニスコートが人で溢れる」
「そうだね…各学校の部長と話し合ってくるよ」

「やぁ、幸村。」
「久しぶり、不二」
「どうだい?最近」
「そうだね、少し手塚と話したいんだけど、手塚居るかな?」

「ここに居るが」
「あ、良かった。ついでに跡部と白石も居るかい?」

「ここやでー!」
「あん?どうした」

「今日はユウの気まぐれで呼び出してすまないね」
「いや、ユウ君に会いたかったしええで!」
「立海の気まぐれ姫の頼みならな、地球の裏側に居ようと行ってやるぜ」

「そう、ありがとう。それでね、多分ユウは呼び出しただけで何も考えてないんだ」
「だろうな」
「やなぁ」
「フン」


「とりあえず全員を出すのはこっちの都合上、作者が今半泣き状態だから各校1ページずつでいいかい?」
「1ページもくれるんかいな!」
「いいだろう、問題はない」
「まぁ、文句はねぇな」


「それでね?何をやろうか相談したいんだ」
「罰ゲームはもちろん乾汁だろう?」
「乾?今は部長だけで話してるんだけど?」
「…すまない…」

「せやなぁ…なにしようかぁ…」
「うむ…登山なんてどうだ」
「却下」
「何故だ、幸村。登山と言うのは―」
「却下」^^←

「俺様の家で盛大に泊まるなんてどうだ?」
「だからそれじゃあ作者が泣くって」
「あ?そんなん各校部屋を別にして姫を遊ばせればいいだろ」


「…………」
「…………」
「………それやで!跡部!」

「うん、すごくいい考えだと思うよ」
「しかし全て跡部に任せていいのか?」

「場所と食事、その他娯楽施設は貸してやる。持ち物は各自で決めやがれ」

「ごらん?跡部、作者が泣いて喜んでいるよ」
「本気で困ってたんやろうなぁ」
「基本話はシナリオを決めて書く派ではないのか?」

「うん。そうだね。結構最初の台詞だけを思いついて書き始めてるかも」
「それじゃ話の結末は作者にも分からないってか」
「そうなるね…」

「とりあえず場所は確保した。今日の6時30分。全員ここへ集まれ」
「え?ここへなん?」
「バスを3台用意した。全員乗り込め。ただし、レギュラーだけだぞ」
「もちろん。」
「ああ。了解した」
「ほな、今日の夕方な!」
「うん。ありがとう、皆」



「さて、皆いっぺん帰るでー」
「えー!嫌やぁ!」
「ん?毒手がそんなにええんか?」
「帰るでー!」

「帰るぞ、越前」
「まだユウ先輩と居たいッス」
「越前は乾汁を飲みたいようだな」
「うぃーす。帰りましょ」

「おい樺地、帰るぞ」
「うす」



『えー!なんでー?ねぇ幸村なんで?』

「さ、皆今日の6時半に泊まる用具持ってここ集合ね」
「何故だ?幸村」
「泊まる確立、100%」
「そりゃ泊まる用具って言ってんだから当たり前ッスよね」


「これから跡部の家行くから。ちゃんと親御さんに許可貰ってね?」
「跡部君の家ですか!?」
「跡部ん家かよぃ!」
「大掛かりなことになったのぅ…」
「マジかよ…」


「時間は厳守、遅れたらいつも通り置いていくから。」

『うぃーっす。了解でーす』



「さ、皆また後で」

『じゃねー』
「さようなら」
「また後で」






つづく



- ナノ -