交わった道 | ナノ
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エースに夕食を食べさせ、私は涙ながらにコーヒーを啜っていた


(うー、炊いたお米が、もうないなんて…!)


どんだけ食べたんだよ、大食いエースめっ!

そう思いながらも、本物エースに感動しているらしく怒ってはいない

対するエースはパソコンでワンピースをガン見。ルフィの歴史が見たいんだと…


束の間の安息だと思いながらコーヒーを啜っていたが、そろそろ夜も更けてきた

頭のなかは様々な問題で一杯だ


「エース、お風呂に入ろ?」


「風呂?」


「そー!洗わなきゃ汚いし、リラックスできるし」


パソコンから目を離さなずないエースにそう説明する
日本人として、お風呂に入らないとはいかないのだ


「えー、めんどくせぇ!
てかルフィ見ろよな!こんなに成長して…」


「あー、はいはい。とにかく一旦やめてくれる?

ルフィはお風呂から上がってから見れば良いでしょ?」


パソコンにかじりつくエースをひょいっと抱き上げ、私はお風呂場に足を向けた

シャワーやらシャンプーやらの説明をしてからエースに言う


「一人でも大丈夫だよね??」


「ああ!」

バカにすんなよな!とむくれるエースはホントに可愛い


「よし、んじゃ入って入って!
着替えは準備しとくから」


そう言い残し、私はエースを残しその場を離れるのだった






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