赤犬を倒したら、次は黄猿
セロンは黄猿の目の前にいた


「え、あんたが黄猿?
うわー赤犬なみに、可哀想な感じがするわ!

てかあんたもまっ黄色なスーツ着ちゃってるわけ?
え、かっこいいとか思っちゃってる?

つか、黄猿だから黄色いスーツ着てるとか?うわ、地味にすごい努力だね

でも、あんたの顔で黄色いスーツは、ない!てかショボくれた梅干しみたいな顔で大将とか、ウケるんですけどッ

しかもなに、そのしゃべり方?

え、もしかしてボケ?早くもボケが始まったとか
そんなに伸ばさなきゃ、次の言葉が出てこないとか?

うわ可哀想!早くもボケたとか、将来が不安だわ
早く医者に行った方がいいと思うんだけど

え?もしかして1人じゃ怖くて行けないとか?うわ、笑えるんですけど!

他の大将に頼むか、元帥に頼んでみれば?むさい男が揃って病院に付き添いとか、ウケる!

あ、病院紹介してあげようか?ルーキーの海賊なんだけど、腕は確かだし!

しかも、イケメンで優しいの!うわ、完璧でしょー
黄猿とは違って、ホントにいい男なのよね!
しかも、医者だし!

そんな完璧な医者を紹介してあげる!きっと黄猿のボケも治してくれるさ

あ、折り紙がボケにいいとか聞くよね?ボケが治るよう、千羽鶴でも折れば?

って黄猿がそんなことしてたら、まじで笑える!
鶴をひたすら折る黄猿なんか、見たくねーわ!

てか、あんたも昔話から名付けられたんでしょ?黄猿でしょ?

あ、確かにしわくちゃだから猿っぽいかも!ま、猿の方が可愛いけどねッ!

てか猿より下とか、可哀想!あんたも結婚は無理だね!
赤犬と同じく、1人寂しい老後生活にけってーい!

あはは、御愁傷様です!」


高笑いするセロンは、大将黄猿に勝利したのだった






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