50時間後、私たちはまた多数決の道を進んでいた
電流クイズ、○×クイズ、地雷つき双六などなど
ミライ以外の主人公組は、差はあれど息を乱している
「残り時間が少ねー」
体力を削られ、ピリピリするレオリオ
横目にそれを見ながら○を押し、扉を開けた私たち
「お、どうやら出口近いみたいだぜ」
キルアの言葉通り、壁には『最後の分かれ道』とある
内容は『5人で行けるが長く困難な道』と『3人しか行けないが短く簡単な道』の2つ
45時間かかる困難な道と、かたや3分
誰が考えても選ぶのは簡単な道
「……オレは×を押すぜ
そして、ここに残る側になる気もねぇ」
最初に口を開いたのは、真剣な表情をしたレオリオ
険悪な雰囲気に、ミライは溜め息をつきそうになる
(疲れる、ホントに……)
今までの多数決での疲れがあるしい
レオリオの言葉にクラピカやキルアが答え言い争いになるが、ゴンが口を開いた
「オレは諦めないよ
せっかく皆でここまで来たんだからさ」
真面目な表情のゴンの次の言葉に、固まる
「私もゴンに賛成かなー
やっぱり皆でクリアしたいし」
今まで結構な空気だったミライの言葉に、ゴンは目を輝かせた
「やっぱりそうだよね!」
私とゴンの間にほのぼのとした空気が流れる
(んーゴン可愛い!癒しだわ)
「ゴン、ミライ!残りは一時間もないんだぜ?
簡単な道を選ぶしかないぜ」
キルアの言葉に、ゴンは……
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