綺麗に着地した私は、辺りを見渡す

そこにいたツンツン黒髪に銀髪ハネハネ、金髪キューティクルに黒髪兄貴の視線を感じる


「えっと、」


「あぁすまない、私はクラピカという

まずはここを見てくれ」


金髪キューティクル、もといクラピカの指差す場所には、この道の説明が書かれている


「多数決の道ね、わかったわ

私はミライと言うの、これもなんかの縁だしどうぞヨロシク」


私の自己紹介に、まずはゴンが返してくれた


「オレはゴン!ヨロシクね、ミライ」


「ゴンね、ヨロシク!」


まったりと握手をする私とゴン


「オレはレオリオだ
よろしくなミライ!」


「オレはキルア、よろしくー」


「レオリオとキルアね、ヨロシク!」


自己紹介をし終えた私たちを見届けたクラピカが、タイマーを手渡す


「これでよし、と」

私が腕にタイマーをはめると、壁が動き出し扉になった


「なるほど、5人そろってタイマーをはめるとドアが現れる仕掛けか」


納得したようにクラピカが呟く

出発した私たちは、すぐに多数決を体験するのだった

もちろんトンパじゃなく私だから、言い争いなぞ起きることはなく無事に道を進むことができた


そんな私たちの前に、宙に浮くリングが現れた


「見ろよ」


キルアの視線の先には、顔を布で隠した人々がいた

何事かをカメラな向かい話す奴らは、手錠を外され布を取った


「やれやれ、ようやく解放されたぜ」

スキンヘッドのムキムキマンが呟く


「我々は審査委員会に雇われた『試練官』である!

ここでお前たちは我々5人と戦わなければならない」


こちらに向かい叫ぶ男は、原作ではトンパの相手

イコール私の相手だ


「勝負は一対一で行い、各自一度だけしか戦えない!順番は自由に決めて結構!

お前たちは多数決、すなわち3勝以上すればここを通過することができる!」

主人公組は、真剣に耳をすましている


「ルールは極めて単純明快、戦いかたは自由!引き分けはなし!

片方が負けを認めた場合において、残された片方を勝利者とする!」


大声で説明を続ける男の喉が平気なのか、心配になる


「それではこの勝負を受けるか否か、採決されよ!

受けるなら○を、受けぬなら×を押されよ!」


「何ィ〜〜、また採決かよ!?」


男の言葉にレオリオが過剰に反応する

早速採決をし、満場一致になった


「どうだ満場一致だぜ!」


「よかろう、こちらの一番手はオレだ!

さぁそちらも選ばれよ!」


男の言葉に、私は動いた


「私が行くよ!最初にやった方が楽だしね」


どう?と聞くとみんなしぶしぶながら頷いてくれた


「戦う者のみ渡られよ!」


男の言葉と同時に、目の前のリングに向かうための橋が架かった

が、ここで私の息が乱れた
それに気付いたのかゴンが話しかけてくる


「どうかしたの、ミライ?」


「私ね…高所恐怖症なの!
怖くて橋、渡れないッ!」


「「「えーっ、高所恐怖症ーーーー!?」」」


私の言葉に皆が口を揃え叫ぶのだった





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