You can call me whenever you need. I promise I will be there whenever you call me. I will protect you whatever happens!

載冠。その光は伸ばした腕、指先からするりと通って、脳髄まで浸透する。

「成功だ! 神は私達の味方なのだッ!」

誰かが叫んでいた。“成功”、“神の子”、“救世主”。その言葉だけ鮮明に脳味噌は拾い上げる。最低だ。私は決してそんなものになりたかったわけではない。救世主が何だってんだ。何故、どうして私達は救われない?

お前は永遠に逃げられない。お前は私が居る限り死ぬことは叶わない。何かが、頭の中で蝕む声を発している。

きみは、だれなんだ。そう問うても、答えが返ることは無かった。

  
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