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意を決して暴れまわる金ちゃんと目線をあわせる。どうしたん、と不思議そうにこてりと首を傾げた金ちゃん可愛い…！ ってそうじゃないし。可愛さに惑わされかけた自分を叱咤して負けじと笑顔を作る。 「金ちゃん、話があんねん」 「んー？ 何や、兄ちゃん」 「兄ちゃんやなくて白石な、白石」 「白石？」 せや、と頷くと早速本題に入ることにした。しかし本当に金ちゃんにその作戦が効くのかどうか怪しいところだ。そして切実にやりたくない。しかし後ろを振り返ると一氏君や小春を始めみんながにやにやしているので思わず深く溜息を吐いた。 |