かちゃん、
「鍵空きました」
「音が大きいのだよバカ者!(小声)」
「こればかりは不可抗力ですって。何なら緑間くんも開けますか」
「は?今開けたのは黒子なのだよ」
「なのでまた閉めます」
かちゃん
「おいなんで閉める!だから音!」
「だからしょうがないんです。ほらどうぞ思う存分静かに開けてください」
「待て、オレはお前がそんなに怒るようなことをしたつもりはない」
「怒ってませんよ、ねえ赤司くん」
「どっちでもいいからはやく開けろ」
「……貸せ」
「どうぞどうぞ」
かっちゃん!
「僕よりも大きい音でてますよね」
「なっ、中に!入るぞ!」
「おい、鍵のチェーンがうるさいぞ真太郎」
「……」
「急に動き止めないでくださいよ、僕らが入れないです」
「一番乗りは僕だ!」
「ああ…そうだな…」
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2014/10/04