「改めまして、第二回吉川紗希乃があなたの学校へやってくる？！in桐皇学園高校〜！」
「それでは今回のイベントの説明をさせていただきまーす！今日は、あるテーマに沿った質問に答えて勝ち上がっていく形式っス！」
「チームは桐皇学園の方であらかじめ抽選のもと決まった３チームで競ってもらいます！各チーム3人で組んであるそうです。それではチームの紹介をいたしましょー」

「ひとつめは、桐皇学園生徒会チームっス！一言どうぞ！」
「理系文系体育会系全部そろえたので負けません！」
「わーい(パチパチ)とっても頭がよさそうです！続いてふたつめ〜、桐皇学園の１年有志が集まった、１年生チームでーす！…あれっ、うっそまじでかあいつ何してんの」
「紗希乃、マイク入ってるから！って青峰っちぃぃぃ？！」
「マイクマイク！ええーっと、それでは、１年生チーム一言どうぞ」
「あ？いま映ってんのかこれ？あ？」
「ハイ１年生チーム代表青峰くんありがとうございましたー」
「あざーっス」
「おい！まだ何も言ってねーだろが！」
「そして最後のチームです！最後のチームは桐皇学園男子バスチームです！わーやっぱりぃ」
「一言どうぞっス〜」
「わたしの！紗希乃ちゃんに関する知識を！駆使して！優勝を目指します！」
「桃っちの意気込みデシタ〜」

「なんだかものすごく仕組まれた感がぬぐえませんが、どうなるか楽しみですね？」
「なんか結果がもう見えてる気がするんスけど…」
「それを言ったらオシマイだよ！本日はこの3チームでがんばってもらいましょう！」
「そして、この会場には応援ということで観覧席が用意してあるんス〜」
「桐皇学園の皆さんはもちろん、地元の方もたくさんいらっしゃるようですね」
「そう！高校生限定で無料の観覧スペースを用意したっス！」
「わおやっぱり！見たことある顔がいるもんね！」
「あの緑頭はそこらへん探しても一人しかいないっスもんね！」
「クイズの答えに詰まったら、３つの方法でヘルプを求められます。その時に使えるのが、この観覧席！」
「回答者がひとり選べば、その人が一回だけ答えることができるっス」
「観覧回答を使いたい人は、"観覧"と書いてあるプレートを掲げてね！そして残りのヘルプはまだナイショ！ということでこちらのプレートを用意してあります！」
「えっとー、ひとつめはハサミが書いてあるやつで、二つ目は…なんスかこれ？？」
「おおっとーカンペさんが何か書いてくれてます、なんでしょこの絵。ええっと、ま、い、う、棒……？」
「まいう棒？！うっそ、だから特別協賛あったんスね？」
「なるほど…！というわけで、ハサミとまいう棒のプレートを掲げれば何かしらのヘルプが実現することでしょう！」
「嫌な予感しかしないっス」
「それは言わないお約束」




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むだにまだつづきます。

2014/08/24