「あれ。今日は青峰君と1on1やらないんですか」
「今日もやるっスよ!でもその前に今日のNステに紗希乃が出るんでチェックしてからっス」
「アイツ今日Nステ出んの?」
「さっき言ったじゃん!だから1on1あとにしてほしいって伝えたはずっス!」
「へー。聞いてなかったわ」
「黄瀬ちん早くワンセグ出してよー」
「出番が過ぎたらどうするのだよ」
「君たちいつのまに部室来たんですか」
「赤ちんが面白いことあるから部室行けって」
「だいたいけしかけた赤司がいないとはどういうことだ」
ばたん。カラカラカラ
「遅くなってすまないね。きっと間に合うはずだ」
「!?」
「え、何ソレ」
「?テレビに決まってるだろう?」
「いや、どっからどう見てもテレビなんスけど、でもさ、なんで持って来てるんスか?!っていうかでかくね?!学校にある移動カートに乗せてるテレビなんてどれも小さ」
「うるせェよ黄瀬」
「あと一文字くらい言わせてくれてもいいじゃないスか!」
「それで、どうしたのだよそのテレビは!」
「校長に借りた」
「さすが赤ちん〜」
「どういう経緯でそれができたのかは恐ろしくて聞けませんが赤司君がここに持ってきたと言うことはまさか…!」
「そのまさかだよテツヤ」
「さ、さすが赤司っち…!」
「ねえ、もう時間やばくないー?」
「いやでも最後の方だって言ってたっス」
「ちんたらやってる場合じゃないのだよ!さっさとコンセントを挿せ!」
「なんでオレが悪いみたいになってんの?!」
「電源ON!!」
「(赤司君テンション高っ!)」
「……もう終わってね?」
「タムさんしか映ってないのだよ」
「あの後ろに見える小さい頭が紗希乃じゃないか?」
「あっ!それっぽいっスわ赤司っち!」
「てゆーかさぁ、」
「なんだ紫原」
「この来週のアーティストって書いてあるとこのグループ名ってさ、紗希乃ちんのとこじゃね?」
「はァ?オマエどこ見て、…あ…。」
「…」
「…」
「…」
「…」
「…」
「練習しようか」
「そだなー。テツ、付き合えよ」
「そうですね、少しぐらいならお付き合いできそうです」
「緑ちんさっきのスリーメンの仕返し終わってねーから続きやろ」
「仕方がない、今回も負けないのだよ」
「涼太」
「…う、うっス…」
「テレビ、返してきてくれるよね?(シャッキン)」
「校長室言ってきまあぁぁぁす!!」
((間違えたのオレだけじゃなくね?!赤司っちもまちが「シャッキン」ぎゃああ))
おまけ
「え?先週特番だったから一周ずれ込んだって言ったじゃん」
「聞いてないっスよ!!」