「アララ〜、久しぶりじゃーん」
「むっくーん!」
「えっと、敦の知り合いか?」
「室ちんも知ってる人〜」
「え?」
「むっくんの先輩さん?」
「ん。あげる。」
「おお!まいう棒ハニーキムチ味!新作だね?!」
「オレは日本人の女の子の知り合いなんていないよ敦。」
「きのうテレビ見てかわいいって言ってた〜」
「昨日?」
「昨日?」
「紗希乃ちん自分の出てる番組わかってないの?」
「紗希乃、ちん…?」
「あっ、アレか。クイズ番組のか!」
「それそれ〜」
「え、君、まさか」
「むっくんの先輩はじめまして!アイドルやらせてもらってます、吉川紗希乃です!」
「…生で見れるとは思ってなかった…。」
「室ちん驚いてる〜?#あだな#ちんとはまいう棒同盟組んでるから、オレ。」
「わたしも帝光中出身なんですよ、ふふっ」
「紗希乃ちん、髪染めたんだね」
「うん!思ったより色入っちゃってすごく明るくなっちゃった!」
「キライじゃないよ」
「えへへ〜。あっ、もう時間だ。ライブ、明日と明後日あるからできれば来てね。むっくんの先輩もお待ちしてますよ〜!」
「雅子ちんに交渉してみる〜」
「うん、期待してる!じゃあ、さようなら〜!」
「室ちん放心しすぎ。」
「ふつうは驚くだろう!それより、何で彼女が秋田にいるんだ?」
「春ツアーで秋田来たんだってさ〜」
「で、今日秋田入りしたってところかい?」
「そーそー。」
「いつも真っ直ぐ帰る敦が寄り道したのはこのためか。」
「だってダイジなまいう棒仲間に会わないわけないでしょ。」
「(友情にまでお菓子が絡んでるってどういうことだ…?)」