冬の熱さ二編
その@

「モブリット、温めてあげようか?」「はぁ?!」驚くオレに分隊長がギュッとしがみついてきた。「あー、やっぱりこうすると君の体温が上がるから温かいっ」…それが目的だったんですか。嘘をつけない己の体温を呪いつつも、しばらくこうしていたくて、誰も来ませんようにと密かに願った。


そのA
「今日は暖かいね〜」分隊長が仕事中に珍しく気候の話題を振ってきたなと思っていると…「まあこっちの方が暖かいけど」何故そこでオレの背中にいきなりしがみつくんですか?!「お日様の匂いがするなぁ」クスクス笑う声が首筋に掛かる。こっちは暖かいどころが熱くてなってしょうがないというのに…
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -