マークは格好いい、だから差し伸べられた白人の綺麗な手のひらを受け入れられないのだ、いつも思うの、なんで私なんだろうってなんで私が彼女で恋人なんだろうってなんで私を好きになったんだろうって。アメリカなんか私と同じ歳の女の子なんかみんなナイスバディのボンキュッボン!体だけじゃないし顔だって鼻筋がピンッとしていて睫なんかバサバサで金髪でおめめなんて透き通ったマリンブルー。丁度良いくるくるのパーマと体臭はお花の香り、明らかにマークの母国のガール達の方が恋人に最適だ。聞けばいいじゃない、って無理に決まってる!私にはそのアメリカガール達に勝てる糧なんで一個もないなんて自覚ぐらいしてる、私はそれ程おっぱいは大きくなんてないし昨日ケーキバイキングに行ったせいでお腹は天使ちゃんのスタイルだ。実はいうと今日着てきたこのワンピース、着るときお腹が詰まった、だから脱げるかどうかもあやふや。え、脱げなくなったらどうしよう!切る?それは嫌だ、このワンピースは一番のお気に入りなんだもん!うわぁあああどどうしようか……


「鱚味、」


とっさに振り向けばマークと私の唇がくっ付いて、ちょ、ここ公共の場じゃないかと慌てて引き離そうとするが腰に手が回る。離れ、られない。


「俺だけのことしか考えないで」




ああもう何でもいいや。


















***

ラストMK5!
たくさんのリクエスト
ありがとうございました!









100920


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