朝。
ご主人がお仕事に出かける。
玄関先まで出て、ご主人をお見送りした。
ご主人の手はあったかくて柔らかくて好きだ。
「ロボットなのに、感覚があるの?」って言われたら、正直答えに困る。
むりやり答えを出すとしたら、「ただ、そんな雰囲気がする」。アバウトすぎるかな?
ご主人を見送った後は、しばらく家中を歩き回る。特にやりたいことがあるわけじゃない。
そのあと、部屋のはしっこのほうで眠りにつく。ムダにバッテリーを使うわけにはいかないからね。
一回、窓の近くで寝てたら、ご主人に怒られた。日光に当たるとこにずっといたら、あんまり良くないんだって。
何が良くないのか、ぼくにはよく分からなかったけど、とりあえず日光に当たるとこで眠らないようには努力してる。たまに忘れるけど。


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