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隣で口を大きく開けて寝ている。
そんなアホ面を見ていると、だんだん幸せな気分になってきて、そいつの鼻をギュッと摘んでみる。
最初は反応がなかったのに、苦しくなってきたのか「ぶはぁ」と可愛気のない声を出してガバッと起き上がった。

「うあー…溺れる夢見た」
「大丈夫?」
「うん………でも、怖かった」

ごめんね。
俺のせいで怖い夢見せて。

「起きたら晴紀がいたから安心した」
「え?」
「いや、怖い夢見た後って不安になんじゃん?だから、すぐ隣に晴紀がいてすげぇ安心したんだよ」
「そっか」

伊武騎の言葉に嬉しくなって、自然と顔が綻ぶ。










いつからだったっけ、伊武騎を好きになったのは。


















きっかけはここから














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