メモ記



ぼうれいはあかつきになく



「ぼうれいはあかつきになく」

タイトルからお察しの方もいらっしゃるように「怪人と少年」と間接的に関連しています。
また、読んでいただいた方は月上ゲ町とも関係があることにお気づきかもしれません。
実はこの「ぼうれいはあかつきになく」、月上ゲ町奇譚のプロトタイプとして書かれたお話なのです。

月上ゲ町奇譚を連載する前、まだアイデア段階だった頃に書きました。
だからこのお話に登場する「とあるふたり組」は現行の月上ゲ町とはちょっとキャラクターや設定が違います。なんというか動きが全体的にぎこちない;
パラレルなんだか、彼らを第三者視点で見るとこんな感じなのか……
そのあたりはご想像におまかせです。

これを月上ゲ町か物語群かどちらに置くかはすごく迷いましたね。こんなとき「雑多な」という名前はとてもありがたい(笑)
結局は物語群の方に置くことにしましたが、物語としては「怪人と少年」と「月上ゲ町」の……コラボ?クロスオ−バー?……ああ、橋渡し。それがいいです。橋渡し的なお話です。

失われた物語への憧憬と、都市伝説への思慕
そんな私の趣向とテーマをたっぷり乗せたお話に仕上がりました。

どうかあなたのお気に召しましたら幸いでございます。


※ちなみにこちらの「影男」、
某大乱歩の作品とは全くの無関係でございます。
こちらの彼はあんな大立ち周りを演じられるほどの人物ではありません。


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